
IPOでは「公開価格」と「公募価格」という、
とてもよく似た言葉が使われます。
結論から言うと、
この2つは実務上は“ほぼ同じ意味”で使われる価格です。
ただし、言葉の立ち位置(文脈)が少しだけ違います。
公募価格とは
公募価格は、
一般の投資家に株式を募集(公募)するときの価格です。
ブックビルディングを通じて、
企業と主幹事証券会社が需要を見ながら決定します。
上場前に決まる価格で、
私たち個人投資家がIPOに申し込むときの基準になります。
言い換えると、
公募価格は「募集する側(発行側)」の視点の言葉です。
公開価格とは
公開価格は、
株式が証券取引所で最初に売り出されるときの価格を指します。
実務上は、
この公開価格は公募価格と同じ価格として扱われます。
つまり、
公開価格は「市場に公開する側」の視点の言葉です。
実務での整理
IPOの実務では、
発行価格 = 公募価格 = 公開価格
として扱われるのが一般的です。
補足:よく混同される「初値」とは
初値とは、
上場日に市場で最初に売買が成立した価格です。
これは
公募価格(公開価格)とは別物で、
市場の需給によって決まります。
まとめ
IPOを始めたばかりの頃は、
これらの言葉が混同されがちですが、
「価格は同じ、視点が違う」
と理解しておくと、
IPOの仕組みが一気に整理しやすくなります。
IPOを実際にチェックする際は、
価格だけでなく「誰が株を持っているか」も重要です。
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