【伝説級】日本株うんちく3選!唯一無二の特徴を持つ銘柄を集めました

日本株の唯一無二銘柄を調べる個人投資家のイラスト 株式投資
日本株の唯一無二銘柄を調べる個人投資家のイラスト

「唯一無二の特徴」というこの記事のタイトルを見て、なんとなく『日本で唯一の技術を持つ企業』の3選!なんて思った方も多いのではないでしょうか……?

確かに、世界シェア100%の部品を作る企業や、最先端のハイテク企業の話も面白いものです。しかし、今回ご紹介するのは、そういった“技術系唯一無二企業”ではありません。

タイトルにあるようにもっと、うんちくよりです(笑)

  • 時価総額数兆円の企業の命運を握る、日本に「たった1株」しか存在しない株
  • 現代の取引ルールでは物理的に絶対に破れない、連続ストップ安記録
  • 配当や財産に特化した株なのに優待を出す株

これらを知っていると、少しは話題の種になりそうではないですか(笑)

今回は、知れば誰かに話したくてウズウズする、「日本株のうんちく」を3つ厳選してご紹介します。

【うんちく①】INPEXに存在する、日本でたった1株の『黄金株』とは?

INPEXの黄金株について調べる個人投資家のイラスト

黄金株といえば、少し前にニュースなどで耳にした人も多いのではないでしょうか?

日本製鉄が米鉄鋼大手のUSスチールを買収する際、トランプ米政権の承認を得る条件として、「黄金株(拒否権付種類株式)」を米国政府へ発行することで合意したという大きなニュースがありましたよね。そう、あの黄金株です。

「アメリカ政府が介入するための特殊な仕組みなんだな」と思った方もいるかもしれませんが、実はあの黄金株、すでに日本の株式市場にも「たった1株だけ」存在しているんです。

その奇跡の1株を抱えているのが、日本のエネルギー開発の超大手「INPEX(1605)」です。

1株で「全員の賛成」をひっくり返せる

この黄金株、何がヤバいかというと、その名の通り「圧倒的な拒否権」を持っています。
株主総会で、他の何万、何百万という一般株主が「賛成!」と手を挙げたとしても、この黄金株を持つ人が「ダメです」と言えば、その決定を一瞬で強制否決できます(笑)
会社の合併や買収など、企業の運命を決める大事な場面で発動する、まさに「最強の切り札」なのです。

なぜ、そんなチートみたいな株が許されているの?

「そんな不平等な株、ずるくない?」と思いますよね。
実はこの1株、持っているのは「日本政府(経済産業大臣)」です。
INPEXは、日本の石油や天然ガスといったエネルギーの安定供給を一手に担う、超重要な国策会社。もし、海外の巨大な石油資本(オイルメジャー)などが市場からINPEXの株を買い占めて会社を乗っ取ろうとしてきたら、日本のエネルギー供給がピンチになってしまいます。
それを防ぐための「日本国が用意した究極の防衛シールド」が、この黄金株なのです。

後にも先にも「INPEXだけ」……だったが?

過去には他の会社でも導入が検討されたことがありますが、「株主平等の原則に反する!」と投資家から大反対され、実質お蔵入りになりました。そのため、日本の株式市場で実際に黄金株が発行されているのは、現在もINPEXだけ。しかも文字通り「1株」のみです。

……と、これまでは「INPEXだけの専売特許」だったのですが、実は最近、東京電力(東電)が経営再建や外資からの防衛策(経済安全保障)として、政府向けにこの「黄金株」を導入することを検討しているというニュースが飛び込んできました。

👤東電に黄金株が発行されたらこの記事どうしよう💦

【うんちく②】バブル崩壊時に本当に起きた、光通信の20連続ストップ安

光通信の20連続ストップ安を見て驚く個人投資家のイラスト

続いて第2のうんちくは、破られることのない唯一無二の記録を持つ光通信のお話です。

2000年のネットバブル崩壊時、「光通信(9435)」という企業が、なんと前代未聞の「20営業日連続ストップ安」という恐ろしい記録を叩き出しました😱

当時の光通信は、携帯電話の販売ビジネスで急成長し、バブル期の代名詞と言われる企業でした。しかし、携帯電話の架空契約問題などが発覚したことで一転、約1ヶ月間、毎日取引開始と同時にストップ安に張り付き、一日が終わるという生き地獄が続きました。

78,800円→13,800円へ暴落

20連続ストップ安が始まる直前、光通信の株価は78,800円。

そして20営業日後には、13,800円まで暴落しました。

わずか1か月ほどで、約82%の下落です。

しかもこれは“まだ途中”。

その後、ITバブル崩壊の流れの中で株価はさらに下落し、最終的には895円まで暴落しました。

当時の高値圏で信用取引をしていた投資家の中には、退場レベルのダメージを受けた人も少なくなかったと言われています。

現代のルールでは「物理的に絶対に破れない」唯一無二の記録

実はこの「20連続ストップ安」という記録、現在の株式市場のルールでは、逆立ちしても絶対に破ることができない「永久不滅の記録」になっています。

なぜなら、この大悲劇をきっかけに、東証はのちに「値幅4倍拡大ルール」という新しい制度を導入したからです。
現在のルールでは、「3営業日連続でストップ安(高)になり、かつ売買が成立しなかった場合、その翌営業日からストップ安(高)の制限値幅を4倍に拡大する」という仕組みになっています。

つまり、いま同じような大暴落が起きたとしても、3日連続ストップ安の翌日には、値幅がガツンと4倍に広がって強制的に株価が暴落し、そこで買い手と売り手の注文がマッチングして売買が成立してしまいます。

そのため、現代の制度下では4日目か5日目には必ず連続記録がストップする仕組みになっており、光通信の「20日連続」という記録は、物理的に到達不可能な「唯一無二の金字塔」として歴史に残ることになったのです。

18連続ストップ高は不滅の記録ではない?

ここで一つ、最高に面白い「逆説のうんちく」があります。
ストップ安の日本記録が光通信なら、ストップ高の日本記録は、投資情報会社の「フィスコ(3807)」が記録した「18営業日連続ストップ高」です。

「これもルール上、二度と破られない記録なんだね」と思いますよね?
ところが、実はフィスコの記録は、現代のルールでも破られる可能性が残っています。

なぜなら、株価の上昇には「上限(終わり)」がないからです。

  • 光通信の記録 = 下落の底は「1円」。20日届く前に株価が限界を迎えるため、現代では制度上「絶対に破られない」記録
  • フィスコの記録 = 上昇は無限。株価がどこまでも上がれるため、現代でも制度上「超えられる可能性がある」記録

👤寄らずのストップ安が続くと強制決済もされず地獄ですね😱

【うんちく③】日本初の上場優先株、唯一“株主優待”を出す伊藤園

伊藤園の優先株と株主優待について調べる個人投資家のイラスト

3番目のうんちくは、これまでの2つに比べると、ちょっと現実的です💦

皆さんは、「優先株」というものをご存知でしょうか?
優先株式とは、配当金の支払いや企業の倒産・清算時に残った財産の分配を、一般的な「普通株式」よりも優先して受けられる権利を持つ株式のことです。

実は、日本の株式市場に上場している優先株は、現在わずか7銘柄しかありません。

そしてこのお話の最大のうんちくポイントは、2007年に日本の上場企業で「初めて」優先株式を発行・上場させたのが、伊藤園(25935)なのです。

さらにこの優先株で唯一株主優待をだしているのも伊藤園。
二つの意味でも唯一無二(笑)

銘柄名(証券コード)株の種類株主優待の有無特徴
伊藤園 (25935)① 優先株式あり⭕️
(普通株と同等)
普通株と全く同じ自社製品優待+普通株の1.25倍の配当。
ゼンショーHD (75505)② 社債型種類株式なし優待食事券は普通株(7550)のみ対象。
ANA HD (92025)② 社債型種類株式なし飛行機の搭乗割引券は普通株(9202)のみ対象。
JAL (92015)
※第1回
② 社債型種類株式なしANA同様、優待は普通株のみ。
ソフトバンク (94345)
※第1回
② 社債型種類株式 なしPayPayポイントなどの優待は普通株のみ対象。
ソフトバンク (94346)
※第2回
② 社債型種類株式なしPayPayポイントなどの優待は普通株のみ対象。
インフロニアHD (50765)② 社債型種類株式なし完全に配当(年率2.6%)目的の設計。

👤普通株式より安く、優待廃止リスクも少なく、配当は多く、値動きは小さい、もちろん僕もNISAで保有しています🫡

まとめ

今回は、思わず誰かに話したくなる「日本株の最高峰のうんちく」を3つ厳選してご紹介しました。

……というか、正直このくらいしか思い浮かびませんでした💦

  • INPEX:日本にたった1株しか存在しない「黄金株」
  • 光通信:現代の制度では到達不可能級とも言われる20連続ストップ安
  • 伊藤園:日本初の上場優先株であり、唯一“株主優待”を実施

株の世界にいると、どうしても、

「どの銘柄が上がるか」
「いくら儲かったか」

みたいな話ばかりになりがちです。

でも、その裏側には、

「なんでこんな制度があるの?」
「なんでこの会社だけこんな特殊なの?」

という、“知ると誰かに話したくなる面白さ”も結構眠っているんですよね。

もし皆さんも、

「こんな日本株うんちく知ってる!」

というネタがあれば、ぜひ教えてください(笑)、どうしても結果ばかりを気にしてしまいますが、こういううんちくもたまにはいいですよね?


日本株の世界には、今回紹介したような「制度的にちょっと変わった銘柄」がまだまだ存在します。

実は、配当月と優待月がバラバラという、かなり珍しい株もあるんです👇

【配当・優待の権利確定日がバラバラの株5選】1銘柄で何度も楽しめる珍しい株

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