【図解】国債とは?銀行預金とどっちが安全?金利や元本割れのリスクを初心者向けに徹底比較

国債と銀行預金の違いを初心者向けに解説するイメージ画像 国債・債券投資
国債と銀行預金の違いを初心者向けに解説するイメージ画像

「国債って安全って聞くけど、結局なに?」 「銀行預金と何が違うの? どっちが得なの?」

そんな疑問を持ったまま、なんとなく後回しにしていませんか。 結論から言うと、国債と銀行預金は似ているようで「役割」が違います。

この記事では、投資が初めての方でも迷わないように、

  • 国債の基本(超シンプルな仕組み)
  • 銀行預金との決定的な3つの違い
  • あなたが今、どちらを選ぶべきかの判断基準

を一気に整理します。

先にチェック!国債には種類があり、
「個人向け国債」と「新窓販国債」では考え方が少し違います。
具体的な違いと選び方は、こちらでシミュレーション付きで解説しています👇

新窓販国債って何?個人向け国債との違いをシミュレーションで徹底解説

①国債とは?「国にお金を貸す」という仕組み

国債=国にお金を貸す仕組みです。

あなたが国債を買うと、

  • 国にお金を貸す(証券会社や銀行を通じて購入)
  • 定期的に利子がもらえる(年2回)
  • 満期になると元本が返ってくる(国が買い取ってくれる)

という流れになります。

相手は日本国。 つまり、

日本という国がつぶれない限り、お金は必ず返ってくる

という前提の商品です。

②徹底比較|銀行預金と国債、3つの違い

よく比較されるのが銀行預金ですが、 中身はこれだけ違います。

比較項目銀行預金個人向け国債
預け先民間銀行日本政府(国)
安全性の根拠預金保険制度(ペイオフ)国家の信用
利回りの傾向低め預金より高くなりやすい
お金の出し入れいつでも自由1年経過後から可能

特に金利面では、国債には「0.05%」という最低保証金利があります。銀行の普通預金金利がこれより低い場合、国債の方が有利になります。

1️⃣【重要】元本保証と「1,000万円の壁」の話

ここが国債の最大のメリットです。

  • 銀行預金: 銀行が破綻した場合、1,000万円までしか保護されません(預金保険制度)。
  • 国債: 金額の上限なく、日本国が全額を保証します。

1,000万円以上の資産を「絶対に減らしたくない」と考えている人にとって、国債は銀行預金よりも安心な置き場所といえます。

金額に関係なく、日本国が返す約束

これが「安全資産」と言われる理由です。

2️⃣利回りはどっちが高い?

ここは正直に言います。

  • 超低金利の時代 → ほぼ同じ
  • 金利上昇局面 → 国債の方が有利になりやすい

特に個人向け国債は、

  • 最低金利保証あり
  • 金利が上がると途中から利息も増える

という特徴があります。

「金利が上がってきた今、国債ってどうなの?」 と感じている方は、 金利との関係を整理した記事も参考になります。

3️⃣元本割れの可能性は?

ここも重要なのでハッキリ言います。

  • 銀行預金:元本割れしない
  • 国債(個人向け):基本的に元本割れしない

ただし、

  • 市場で売買する国債
  • 途中売却するケース

では価格変動があります。

そのため、初心者の方は 個人向け国債から始めるのが無難です。

③どっちが向いてる?タイプ別診断

✅ 国債が向いている人

  • 株や投資信託は怖いけれど、預金よりは増やしたい
  • 1,000万円を超える現金を安全に保管したい
  • 数年使う予定のない「お休み中のお金」がある

✅ 銀行預金が向いている人

  • 近いうちに使う予定があるお金(生活費など)
  • 急な出費に備えて、いつでも引き出せるようにしたい
  • 「流動性(すぐ現金化できること)」を最優先したい

どちらが正解、ではなく「使い分け」

これが一番大事な考え方です。

国債には種類がある

国債と一口に言っても、 初心者がよく迷うのがこの2つです。

  • 個人向け国債
  • 新窓販国債(市場型)

それぞれの違いや、 どちらが向いているかは 別記事でシミュレーション付きで詳しく解説しています。

まとめ|国債は「預金の代わり」ではなく「補完」

国債は銀行預金のライバルではなく、「預金と組み合わせて、資産をより安全に守るもの」です。

  1. すぐ使うお金は「銀行預金」へ
  2. 当面使わない、守りたいお金は「国債」へ

このように使い分けるのが、賢い資産運用の第一歩です。

「じゃあ、具体的にどの国債を買えばいいの?」 「利上げされた今、買うタイミングはいつ?」

そう感じた方は、以下の2つの記事を続けて読んでみてください。今のあなたの悩みがスッキリ解決するはずです。

次に読むならこの記事!

① 具体的な種類と利回りの差を知りたいなら
👉新窓販国債って何?個人向け国債との違いをシミュレーションで解説

② 「今すぐ買って損しないか」不安なら
👉【日銀利上げ】2025年12月、国債は今すぐ買うべき?


※ 本記事は特定の金融商品の購入を勧めるものではありません。最終判断はご自身の責任で行ってください。

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