令和版!相場格言の正しい捉え方|投資判断ではなく心の羅針盤として使う

悩む投資家と肩に乗ったコミカルな龍。吹き出しで相場格言を語る。 投資基礎
悩む投資家と肩に乗ったコミカルな龍。吹き出しで相場格言を語る。

投資をしていると、ふと思い出す「相場格言」。
「頭と尻尾はくれてやれ」「株を買うより時を買え」…なんとなく聞いたことがある人も多いはず。

でも正直に言うと、格言そのものを材料にして売買すると危険です😅
令和の相場は、昔とは環境も変わっているので、季節性やカレンダー頼みの格言は当てにならないことも多いんです。

じゃあ、相場格言って役に立たないの?
いいえ、そんなことはありません。

格言は投資判断そのものではなく、心の羅針盤として活用できる道具です。
焦って飛びつきそうになったとき、損切りで迷ったとき、格言を思い出すだけで冷静になれることがあります。

この記事では、令和の時代に合わせて本当に役立つ相場格言の使い方を整理してみます。
「昔の格言はもう古い?」と感じている人も、この記事を読めば心のブレーキとして格言を味方にできるはずです👍

“季節性格言”はもう通用しない!? 令和の相場事情

昔からの相場格言には、季節や時期に関するものがいくつもあります。

  • セルインメイ:5月は株が下がりやすい
  • 節分天井彼岸底:節分や彼岸の時期に相場の山や谷が来やすい
  • 夏枯れ相場:夏場は出来高が減って相場が停滞する

確かに、昔のデータを見ると「なんとなくそんな傾向あったかも」と思えるものもあります。
でも、令和の相場ではちょっと事情が違います。

今は海外マクロの影響が強く、個人投資家の動きも昔とは全然違う。さらにテーマ株やAI関連株の登場で、季節ごとのパターンは簡単には当てはまりません。

つまり、「○月だから上がる」「節分だから天井」といった考えに頼るのは危険。
格言をそのまま材料にしてトレードすると、逆に裏目に出ることもあるんです😅

令和でも使える!心の羅針盤格言3選

令和の相場でも使える“心の羅針盤格言”は、どれも焦る気持ちを抑えるためのものです。
今回はこの3つをピックアップしました👇

  1. 売り買いは三日待て
     株を買いたい、売りたい…でもその衝動はちょっと待って。
     この格言は「感情的に動く前に一呼吸置こう」という戒めです。
     実際、三日待っただけで損失を回避できたり、思わぬチャンスを見逃さずに済んだりすることがあります。
  2. 落ちるナイフ
     下げ続ける株に飛びつくのは危険!まさにナイフをつかむようなものです。
     この言葉を思い出すだけで、「ちょっと待って、安全を確認してから」と冷静になれます。
     焦って買って大損…なんて事態を防ぐ心理的ブレーキになります。
  3. 休むも相場
     無理にトレードしないのも立派な戦略です。
     相場が不安定なとき、焦って売買すると損失を生むことも多い。
     そんなときにこの格言を思い出せば、「今は休むのが正解」と割り切れる心の支えになります。

これら3つに共通しているのは、「格言=投資判断の材料」ではなく、「格言=心理の整理ツール」という点です。
令和の相場でも、焦りを抑えて冷静に動くために、この3つを覚えておくと心強いですね👍

格言を心理のブレーキとして活かす方法

ここまでで、令和でも使える格言は焦る気持ちを落ち着かせるためのものだと分かりました。
では、実際にどう活かせばいいのでしょうか?ポイントは3つです👇

  1. 格言は投資判断の材料にしない
     格言を「この株を買え」「売れ」と判断する道具にしてはいけません。
     あくまで自分の感情をコントロールするためのブレーキとして使います。
  2. 感情を整理して冷静に行動
     焦って売りたくなったとき、買いたくなったときに格言を思い出すだけで、心が少し落ち着きます。
     例えば「落ちるナイフ」を思い出せば、「ちょっと待とう、安全を確認してから」と冷静になれます。
  3. 数字やチャートとセットで使う
     心理が整理できたら、次は現実のデータと照らします。
     格言だけに頼らず、チャートやニュース、企業分析と組み合わせることで、冷静かつ合理的な判断が可能になります。

要するに、格言は「判断ツール」ではなく「心理ツール」
令和の複雑な相場でも、焦りや感情に振り回されずにトレードできるよう、心のブレーキとして活用するのが正しい使い方です👍

格言一覧(令和でも心の羅針盤として使える視点付き)

格言令和での使い方・ポイント
頭と尻尾はくれてやれほどほどの利益を確実に積み重ねる姿勢が大切
人の行く裏に道あり花の山群衆心理に流されず、冷静にチャンスを探す。
天井3日、底100日上昇の勢いと下落の影響を冷静に見極める目安。
卵は一つのカゴに盛るな分散投資の重要性。リスクを分散して冷静に対応。
閑散に売りなし出来高の少ない相場で焦って売買しない。
逆日歩に買いなし不利な条件で無理にポジションを取らない。
株を買うより時を買え焦らずタイミングを待つことが大事。
総悲観は買い市場心理が極端な悲観のとき、冷静にチャンスを探す。
相場のことは相場にきけ情報や予測に振り回されず、現場の動きを重視。
下手な難平(ナンピン)けがのもと無計画なナンピンは損失拡大の元。焦らず冷静に。

まとめ

今回は、令和の相場で格言をどう捉え、どう活かすかを整理してみました。

ポイントはシンプルです👇

  1. 格言は投資判断の材料ではない
    数字やチャートの代わりにはなりません。あくまで心理の整理や行動のブレーキとして活用するものです。
  2. 令和でも使える格言を味方にする
    • 売り買いは三日待て
    • 落ちるナイフ
    • 休むも相場
      これらは焦る気持ちを抑えて、冷静な行動を促してくれます。
  3. 昔の季節性格言には注意
    セルインメイや節分天井彼岸底、夏枯れ相場など、古い格言は令和ではそのまま通用しません。時代に合わせて解釈することが大切です。
  4. 数字やチャートと組み合わせて活用
    格言だけでは不十分。現実のデータとセットで使うことで、冷静で合理的な判断ができます。

令和の相場は複雑ですが、格言は心の羅針盤として味方にできます。
焦って損をする前に、一呼吸置いて格言を思い出すだけでも、投資の世界で冷静さを保てるはずです👍

今日から、「心を落ち着けるための格言チェック」を自分のルールにしてみるのもおすすめです。

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