CIJ(4826)はAI関連の一角として注目株になるか?

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AI関連の一角として注目されているCIJ(4826)が今日、ストップ高まで買われた。同社は、機械学習・深層学習のアルゴリズムを様々な業務システムの予測機能に適用したり、対話・顔認識によるコミュニケーションができる自律移動型サービスロボット「AYUDA」などを展開しており、AIを活用した働き方改革やサービス開発に強みを持っている。本記事では、CIJの事業内容や株価動向について詳しく見ていこう。

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CIJ(4826)の事業内容と強み

CIJ(4826)は、システム受託開発を主力事業とするIT企業です。大手IT企業である日立製作所(6501)やNTTデータ(9613)などを主要顧客としており、金融・保険・流通・製造などの幅広い業種に対して、システム開発や保守・運用サービスを提供しています。また、最近では、ソフトウェア受託開発の日伸ソフトウェアを買収し、技術者のスキルアップや顧客層の拡大を図っています。

CIJ(4826)は、システム受託開発のほかにも、AI関連の事業にも力を入れています。同社は、機械学習・深層学習のアルゴリズムを様々な業務システムの予測機能に適用し、AIを活用した働き方改革やサービス開発を支援しています。例えば、顧客満足度や売上予測などの分析や最適化を行う「AIソリューション」や、対話・顔認識によるコミュニケーションができる自律移動型サービスロボット「AYUDA」などがあります。これらの事業は、今後も需要が高まると予想されるAI分野での強みとなっています。

日伸ソフトウェアの事業内容と買収の背景

CIJは、日伸ソフトウェアの発行済全株式を取得し、子会社化することを決めました。取得価額は23億4000万円(概算・アドバイザリー費用等含む)です。買収の目的は、両社の技術者のスキルアップや顧客層の拡大により、相互のさらなる成長・発展を目指すことです。CIJは、日伸ソフトウェアの金融業界におけるノウハウや顧客基盤を活用し、自社のAI関連事業やロボティクス事業の拡大を図ります。また、日伸ソフトウェアは、CIJのAI技術やロボット技術を取り入れることで、自社のサービス品質や付加価値を高めます。

日伸ソフトウェアは、ソフトウェア受託開発、保守、ネットワーク事業を行っているIT企業です。主に金融・流通・製造などの業種に対して、システム開発や保守・運用サービスを提供していて、また、クラウドサービスやAI技術の活用などにも取り組んでいます。

買収後の今後の展望

買収後の今後の展望 買収によってCIJは、日伸ソフトウェアの金融業界におけるノウハウや顧客基盤を活用し、自社のAI関連事業やロボティクス事業の拡大を図ることができます。

市場環境としては、AIやロボットの需要は今後も高まると予想されます。特に、新型コロナウイルスの感染拡大により、働き方改革やデジタル化が加速し、AIやロボットを活用したサービスやソリューションが注目されています。また、金融業界では、デジタルトランスフォーメーション(DX)やフィンテックの普及に伴い、システム開発や保守・運用の需要も高まっています。

競合他社の動向としては、AIやロボット分野では、大手IT企業やベンチャー企業など多数のプレイヤーが存在し、競争が激化しています。また、システム開発や保守・運用分野では、人材不足や価格競争などの課題があります。これらの環境下で、CIJは日伸ソフトウェアとの連携により、技術力や顧客満足度を向上させ、差別化を図っていく必要があります。

まとめ

CIJ(4826)の事業は、今後も需要が高まると予想されるAI分野での成長機会となっています。株価については、2023年6月期第3四半期累計(2022年7月-2023年3月)の連結経常利益は前年同期比22.4%増の15.8億円に伸び、通期計画の17億円に対する進捗率は93.2%に達し、5年平均の83.3%も上回っており、堅調な推移が見込まれます。また、株式分割(1株を1.2株)を実施することで、流動性や投資家層の拡大も期待できます。CIJ(4826)は、AI関連の一角として注目株になる可能性がありますね。

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