幻のSQとは?強気・弱気の判定方法と知っておくべき「3つのサイン」

幻想的な日本株市場のトップ画像。霧の株価チャート、上下矢印、発光サインと「幻のSQ?」の文字が中央にある16:9構図 投資基礎
幻想的な日本株市場のトップ画像。霧の株価チャート、上下矢印、発光サインと「幻のSQ?」の文字が中央にある16:9構図

メジャーSQの日。
ニュースでこんな言葉を見たことありませんか?👀

「今回は“幻のSQ”となりました」

でもチャートを見ると…
「え?そんなに特別な動き?」
と首をかしげたくなることも🤔

幻のSQは、派手な暴落や急騰ではありません。
むしろ、
👉 「相場の空気感」を読むためのサイン
として使われる言葉です。

この記事では、

  • 幻のSQとは何か
  • なぜ“幻”と呼ばれるのか
  • 実戦ではどう見ればいいのか

を、初心者向けに整理して解説します。

💡 幻のSQとは?

算出されたSQ値に、日経平均株価がその日一度も届かなかったケース
これを一般に「幻のSQ」と呼びます。

つまり👇

  • SQ値(数字)は出た
  • でも相場(実体)はその価格まで上がらなかった(あるいは下がらなかった)

👉 数字だけが存在し、実体がなかった
だから“幻”なんですね。

なぜそんなことが起こるのか?

理由はシンプルです。

SQ値は👇

  • 日経225銘柄の
  • 寄り付き価格
    から機械的に算出されます。

一方、その後の相場は

  • 海外市場
  • 為替
  • 投資家心理

で普通に動く。

👉 SQ値と相場は、必ず一致するとは限らない
これが前提です。

タッチ派と終値派の違い⚔️

幻のSQには、
実は2つの考え方があります。

① タッチ派(伝統的)

  • SQ値に
    一度でも触れたかどうか
  • 触れなければ「幻のSQ」

📌 特徴
・分かりやすい
・でも、その後大きく崩れても“幻扱いにならない”欠点あり

② 終値派(実務的)

  • 終値でSQ値を超えたか/下回ったか
  • 終値重視で強弱を判断

📌 特徴
・相場の実感に近い
・機関投資家はこちらを意識することが多い

幻のSQは強気?弱気?

よくある誤解ですが👇
❌ 幻のSQ=必ず下落
ではありません。

ただし、ヒントにはなります。

目安として👇

  • SQ値より上で終値
    → 市場は強め
  • SQ値より下で終値
    → 市場は慎重・弱め

これはあくまで
👉 アノマリー(経験則)
絶対ではありません。

初心者が気をつけたいポイント⚠️

幻のSQでやりがちな失敗は👇

  • 「幻=操作されてる」と決めつける
  • 1日だけで相場の流れを判断
  • 無理に売買する

SQは
相場の“答え”ではなく“ヒント”

それ以上でも以下でもありません。

魔の水曜日・板の歪みとの関係

ここで整理します👇

  • 魔の水曜日
    → ポジション調整が集中
  • 板の歪み
    → 寄り付き前の異常気配
  • 幻のSQ
    → SQ値と相場のズレ

これらはすべて、同じ「SQの仕組み」から生まれる兄弟のような現象です。
👉[メジャーSQに起こる3つの現象まとめはこちら]

まとめ

幻のSQは、

  • 不吉なサイン
  • 暴落予告
  • 特別な事件

ではありません。

SQという制度が生む、価格と心理のズレ
それを名前で呼んでいるだけです。

重要なのは👇

  • 数字に振り回されない
  • 1日で判断しない
  • 仕組みを理解して冷静に見る

これができれば、
SQ週は“怖い週”ではなく
「相場を読む材料が多い週」になります。

魔の水曜日の解説はこちら
SQ週の板がおかしい理由はこちら

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