
「新NISAで投資に目覚めたあなたへ──」
新NISAをきっかけに、投資の世界に足を踏み入れた人も多いと思います。
インデックス投資、積立投資、長期保有。どれも「正しい」し、「安心できる方法」です。
でも──
投資の世界は、それだけではありません。
株価が下がるときにも利益を狙える「空売り」
一時的な売られすぎを狙って入る「逆張り」
数日〜1週間で売買する「スイングトレード」
実はこの3つを組み合わせることで、新NISAでは絶対に体験できない「攻めの投資」ができるんです。
もちろん、リスクはあります。
けれども、ルールを決めて冷静に運用すれば、月に5万円の利益を現実的に狙える手法でもあります。
このページでは、
- 空売りとは何か
- 逆張りとはどういう戦い方か
- スイングトレードの魅力
- そして、実際に私が行っている「空売り×逆張りスイング」のルールまで
初心者の方にもわかりやすく、実践ベースで紹介していきます。
積立だけじゃ物足りない。
「投資で少しでも手応えを感じてみたい」
そんなあなたにこそ、知ってほしい内容です。
📝|空売りとは?|“下がって利益が出る”禁断の投資法
「空売り」という言葉を聞いたことはありますか?
投資初心者の多くが最初に学ぶのは、「安く買って高く売る」という“順張り”の基本スタイル。
一方で、空売りはこの真逆の考え方です。
空売りでは、株を「持っていない状態」から売ることができます。
具体的には、証券会社から株を一時的に借りて市場で売り、その後に買い戻して返却する仕組みです。
たとえば──
- あなたが1000円で株を「空売り」したとします(借りて売る)
- 数日後、その株価が900円に下がったときに「買い戻し」ます
- 結果、100円の値下がり幅がそのまま利益になります
つまり、株価が「下がれば下がるほど」利益が大きくなる。
これが空売りの魅力であり、通常の買い(ロング)とは逆の動きを狙う戦略です。
特に、企業の決算ミスや悪材料で一気に株価が下がりそうな局面では、
空売りは大きな武器になります。
ただし、リスクも存在します。
買いの場合、株価が0円になっても損失は最大で“元本”まで。
一方で空売りは、株価がいくらでも上がる可能性があるため、損失に上限がありません。
そのため、空売りを使う際は
- ルールを決める
- 損切りを徹底する
- 感情を排除する
という点がとても重要になります。
空売りは“禁断”ではありますが、決して危険なものではありません。
正しく学べば、下げ相場でも収益チャンスを作れる貴重な武器です。
📝|逆張りとは?|みんなが逃げるとき、そして群がるときに逆を行く
「逆張り」とは、その名の通り、“相場の流れに逆らう投資スタイル”のことです。
多くの投資家が売っているときに「買い」、逆に、過熱して買いが集まりすぎているときに「売る」ことも逆張りに含まれます。
つまり、「下げすぎた株を拾う買い」も「上げすぎた株を空売る売り」も、どちらも逆張りなのです。
📉【下げへの逆張り】売られすぎた株にはリバウンドのチャンスがある
悪材料や失望売りなどで、一気に株価が下落した銘柄。
その裏には、“冷静さを失った感情的な売り”が潜んでいることがよくあります。
たとえば──
- 決算ミスでストップ安
- 日経平均の暴落に巻き込まれた小型株
- 一時的な不安要素で投げ売りされた成長株
こうした「売られすぎた状態」では、売りが一巡したあとに反発が起こりやすくなります。
この一瞬のリバウンドを狙うのが、買いの逆張りです。
📈【上げへの逆張り】過熱しすぎた株には“落とし穴”がある
逆張りは「売り」にも使えます。
たとえば、
- 好材料で急騰したテーマ株
- SNSや掲示板で話題になった仕手株
- 出来高が急増し、一気に株価が倍以上に上がった銘柄
こうした“短期間で過熱した銘柄”は、その後にガラッと崩れるリスクも抱えています。
多くの人が群がり、勢いで買いに入った株は、材料出尽くし・利確売りのタイミングで一気に下落することがあるからです。
この「上げすぎた株の反転」を狙って空売るのが、売りの逆張りです。
🎯 逆張りの本質は、「行きすぎた相場」に逆らうこと
逆張りとは単に“逆を張る”ことではありません。
その根底には、「行き過ぎた相場には、反動がある」という考え方があります。
だからこそ、
- 売られすぎ→反発狙いの買い
- 買われすぎ→反落狙いの空売り
この両方を視野に入れることで、相場のどんな局面にも対応できる柔軟な投資スタイルが身につくのです。
⚠️ 逆張りは「反転」が命。見誤れば痛手になる
ただし、逆張りは常に“反発”が起きるとは限りません。
- 売られすぎでも、そのまま下落トレンドが続くことも
- 買われすぎでも、さらに上がり続けてしまうことも
だからこそ、逆張りは「タイミング」が命。
- どこで仕掛けて
- どこでやめるか
この“出口戦略”をしっかり決めておくことが、逆張り投資の最重要ポイントです。
📝|スイングトレードとは?|デイトレと長期投資の“ちょうど中間”で戦う方法
投資スタイルにはいくつかの種類がありますが、「スイングトレード」はその中でも中間的な立ち位置にある戦略です。
⏰ スイングトレードの基本:保有期間は“数日〜1週間”
スイングトレードとは、株を数日〜1週間ほど保有して、短期的な値動きの“波”を取る手法です。
デイトレードのように一日の中で売買を完結させる必要はありませんし、かといって数ヶ月・数年単位で保有し続ける長期投資でもありません。
実際に僕自身は、エントリーから5営業日以内に必ず手仕舞うルールで運用しています。
💻 デイトレとの違い|“張り付かなくていい”のが大きな魅力
デイトレードは、板を読みながらタイミングを計って何度も売買を繰り返すスタイル。
一方でスイングトレードは、朝や引けに発注を入れて、あとは基本的に放置です。
チャートを四六時中見ている必要がないので、
- 仕事をしている人
- 家事や育児で時間が限られている人
にも無理なく取り組める点が、スイングの大きなメリットです。
📊 長期投資との違い|“相場の反発”を狙う回転型スタイル
長期投資では、業績や成長性を見て、数ヶ月〜数年スパンでじっくり持ち続けるのが基本です。
一方、スイングでは、材料やテクニカル分析を使って、比較的短期間の値動きだけを狙います。
そのため、
- 急落後のリバウンド
- 過熱後の反落
といった“短期的な変動”に的を絞って、何度もチャンスを作れるのが特徴です。
🧠 スイング=「考えて仕掛けて、放っておく」投資法
スイングトレードは、分析と決断をあらかじめ済ませておくのが基本です。
- エントリータイミングを決める
- 利確・損切りラインを決める
- 決済タイミングもルール化する
これらを最初に決めて、あとは感情に左右されずに“放置する”。
まさに、「自分のルールで戦う」投資スタイルといえます。
スイングトレードは、「感情の波」に左右されずに機械的に戦いたい人、
そして日中に時間が取れないけれど、短期の利益チャンスを得たい人にぴったりな投資法です。
📝僕が実践している“空売り×逆張りスイング”のルール
ここからは、僕が実際に取り組んでいる空売り×逆張りスイング投資のルールをご紹介します。
ルールといっても、難しいことは一切していません。
むしろ、やることを極限まで絞り、感情を排除した“機械的な投資”を徹底しているのが特徴です。
✅ 僕の基本ルール
- 保有期間は“最大5営業日”(=1週間で必ず決済)
- 仕掛けのタイミングは“寄付き”か“引け成り”のみ
- 損切り・利確は“最初に決めておく”
- 感情ではなくルールでエントリー・エグジットする
🕐 なぜ「1週間ルール」にしているのか?
理由はシンプルです。
「いつまで持ち続けるか?」で迷う時間をゼロにしたかったからです。
株を持っていると、「もう少し待てば上がるかも…」「下がってきたけど戻るかも…」と、どうしても感情に引っ張られてしまいます。
でも最初から「月曜に買ったら金曜に売る」と決めておけば、エントリーの時点で出口が見えているので、迷いがありません。
この“時間の区切り”が、私のメンタルと資金管理を支えてくれています。
📈 仕掛けは「寄付き」or「引け成り」に限定
一日中チャートを見ているわけではないので、仕掛けのタイミングも限定しています。
- 寄付き(9:00)で入るか、
- 引け成り(15:30)で入るか、どちらかに絞る
こうすることで、「今入るべきかどうか?」という悩みをシャットアウトできます。
朝の寄付きで前日からの流れに乗るか、
もしくは一日の動きを見たうえで引けでポジションを持つか。
この2択で十分にチャンスはありますし、ルールが明確なのでブレません。
📊 銘柄の選び方と“逆張りポイント”
僕は、上げすぎた銘柄の「逆張り空売り」がメイン戦略です。
たとえば──
- 短期間で株価が20~30%以上上がっている
- 出来高が急増し、個人が群がっている
- 好材料が出た直後で「出尽くし感」がある
こうした銘柄を、テクニカル指標(RSIやボリンジャーバンド)を参考にしながら、売りのタイミングを狙います。
特に、「陽線→上ヒゲ→陰線」というような“転換シグナル”が出てきたときは、
空売りで入るサインと判断します。
💸 利確と損切りの基準も“固定”
- 利確目標:5〜8%の値幅
- 損切りライン:設定せず、設定期間終了の大引けで機械的に決済
感情に従えば、損切りが遅れ、利確が早まる──
それを避けるために、“仕掛け・保有期間・決済”すべてをあらかじめ決めておくことが、僕の逆張りスイング投資の軸になっています。
【なぜ損切りラインを設定しないのか?】
僕の場合、保有期間を最大5営業日(1週間)と決めているため、仮に損失が出たとしても、それが致命傷になることはほとんどありません。また、そもそも極端に値動きが荒い「危ない銘柄には手を出さない」という前提があるため、急激な暴落リスクを低減できています。この「時間による管理」と「銘柄選定によるリスク回避」が、損切りラインを設定しない僕のルールを支えています。
このルールに従えば、初心者でも「今どうすればいいのか」で迷うことなくトレードができるようになります。
ルールさえ守れば、あとは繰り返すだけ。
少額からでも、月に5万円の利益を狙う現実的な手法として機能します。
📝空売り×逆張りスイングのメリットとリスク
空売りと逆張り、そしてスイングトレード。
この3つを組み合わせた戦略には、他の手法にはない“鋭さ”と“スピード感”があります。
ただし、そのぶんリスクもあります。
ここでは、僕が実際に感じているメリットとリスクを正直にまとめておきます。
✅ メリット①:下げ相場でも「攻められる」希少な手法
通常、株式投資は「上がることで利益が出る」のが基本。
でも、空売りができれば株価が下がる場面こそチャンスになります。
たとえば、相場全体が軟調なときや、悪材料が出た個別株など、
“他の人が手を出さない局面”でも利益を狙える。
これが、空売り×逆張りの最大の強みです。
✅ メリット②:1週間で結果が出るから、回転効率が高い
長期投資では、含み損に耐える時間や、待ち続ける根気が必要です。
その点、スイングは1回の勝負に“明確な終わり”があるのが特徴。
僕のように「5営業日で手仕舞う」と決めておけば、
- 含み損に悩み続けることもなく
- チャンスが来れば何度でも仕掛けられる
という“回転型の投資”が可能になります。
✅ メリット③:感情を排除したルール投資に最適
逆張りや空売りは、一歩間違えば“怖い”と感じることもあるでしょう。
でも、仕掛けるポイント・保有期間・損切りラインを機械的に決めておけば、むしろ感情を入れずに淡々とトレードできるようになります。
スイング戦略は、「裁量」ではなく「戦略と確率」で勝つためのスタイルです。
⚠️ リスク①:空売りは“上昇相場”に弱い
空売りは“株価が下がること”が前提の手法です。
そのため、全体相場が強くて上昇基調にあるときは、仕掛けても損切りが増える傾向にあります。
また、テーマ株や話題株など、買いが止まらない銘柄に空売りで立ち向かうと、簡単に踏み上げられる危険もあります。
⚠️ リスク②:空売りには“追加コスト”がかかる場合もある
空売りには「逆日歩(ぎゃくひぶ)」と呼ばれる貸株料が発生することがあります。
人気のある銘柄や空売りが殺到している銘柄では、このコストが重くのしかかることも。
また、信用取引である以上、証券会社のルールやリスク管理(追証など)にも注意が必要です。
⚠️ リスク③:「反転しないリスク」を常に抱える
逆張りスイングの要は、「反発」または「反落」が起こること。
ですが、
- 売られすぎた株がそのままズルズル下がる
- 上げすぎた株がさらに熱狂で高値を更新する
ということも珍しくありません。
「そろそろ反発しそう」が、思っているよりも“そろそろ”じゃないこともあるのが相場のリアルです。
だからこそ、エントリーと同時に“出口のライン”を決めておくことが、
この戦略で負けを最小限に抑えるための絶対条件になります。
空売り×逆張りスイングは、“両刃の剣”とも言える投資法です。
正しく使えば、下げ相場すらチャンスに変えられます。
けれど、使い方を誤れば、損失が一気に広がる可能性もある。
大事なのは「勢い」ではなく「ルールと確率」で動くこと──
それこそが、この手法の本質なのです。
📝初心者におすすめの証券会社と空売りを始めるための準備
空売り×逆張りスイングを始めるためには、まずは「信用取引」ができる証券会社で口座を開設する必要があります。
信用取引ができないと、空売りはできませんのでご注意ください。
🏦 信用取引ができる証券会社の選び方ポイント
手数料の安さ
空売りは信用取引になるので、手数料が安いことは重要です。
取引ツールの使いやすさ
スマホアプリやPCツールの操作性も大切。初心者でも直感的に使えるものが安心です。
取り扱い銘柄の多さ
空売り可能銘柄が多い証券会社のほうが、チャンスが広がります。
信用取引のルール(最低保証金など)
証券会社によって違うので、無理なく運用できる条件か確認しましょう。
🔰 私がおすすめする2社
松井証券
空売りに必要な「信用取引」を始めるなら、松井証券がおすすめです。
手数料が安く、一日信用取引が無料になるプランもあり、スイングトレード初心者にもぴったりです。
松井証券の公式サイトはこちら
auカブコム証券(三菱UFJ eスマート証券)
大手の安心感を重視するなら、三菱UFJグループのauカブコム証券も選択肢のひとつです。
スマホアプリの使いやすさにも定評があり、空売り対応銘柄も豊富です。
auカブコム証券の公式サイトはこちら
🛠 空売りを始める前に準備しておくこと
信用取引口座の開設
通常の証券口座とは別に、信用取引の申込が必要です。
証券会社の取引ルールや手数料を理解する
信用取引はリスクが大きいので、細かいルールをよく読みましょう。
少額から始める
最初は小さな金額で経験を積み、ルールを守ることに慣れることが重要です。
トレードルールの確認とメモ
仕掛け・決済・損切りのルールを紙やアプリにまとめておくと便利です。
空売り×逆張りスイングは、リスクもありますが、
きちんと準備すれば誰でも挑戦できる戦略です。
📝まとめ&はじめの一歩を踏み出すあなたへ
「空売りなんて怖そう」
「逆張りってギャンブルじゃないの?」
「スイングトレードって難しそう」
最初は、そう感じるのも当然です。
でも、今回ご紹介したとおり──
すべてはルールと確率で戦う戦略的な投資法です。
✍️ 今日のポイントをおさらい
- 空売りは“株価が下がる”ことで利益が出せる戦略
- 逆張りは「行き過ぎた相場の反動」を狙う考え方
- スイングトレードは“中期型”の投資で、忙しい人にも最適
- 「保有は最大5営業日」「寄付き or 引け成りで仕掛ける」など、ルール化すれば感情に左右されにくくなる
- 手数料やツールの使いやすさで選ぶなら「松井証券」「auカブコム証券」がおすすめ
💡 少額から始めて、自分の型をつくろう
いきなり大きなお金を動かす必要はありません。
最初は1万円でも2万円でもOK。
むしろ、小さな金額で“自分ルール”を試してみることが、投資力を伸ばす一番の近道です。
重要なのは「感情ではなく、ルールで動けるか」。
そして、勝ち負けに一喜一憂せず、トータルで勝てる形を作ることです。
🚀 新NISAだけじゃない、もう一つの選択肢
多くの人が「新NISA=投資の全て」だと思いがちです。
でも本当は、それ以外にも多彩な投資の世界があります。
空売りやスイングトレードは、“新NISAでは学べない”攻めの選択肢です。
少し視点を変えるだけで、相場の見え方が変わってきます。
そしてその変化が、あなたの投資スキルを大きく育ててくれます。
🎯 最後にひとこと
私は、「株で月5万円を目指す」というシンプルな目標を掲げています。
それができれば、家計も楽になるし、心にも余裕が生まれます。
もしあなたが、
- 「新NISAでは物足りない…」
- 「もう少し攻めた投資もしてみたい」
と感じているなら、
空売り×逆張りスイングという選択肢、ぜひ検討してみてください。
大切なのは、「無理なく、自分のペースで」──
今日から、少しずつ、投資の引き出しを増やしていきましょう。
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