株式投資初心者必見!SQとは?日程や影響力を解説

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どうも、投資ブロガーのsnowです。

株式投資をする上で、SQ(Special Quotation)という言葉を聞いたことがあるでしょうか。SQは株式市場において重要な役割を果たしています。今回は、SQについて詳しく解説します。

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SQとは何か

SQとは、日経平均株価先物取引の清算値が決まる日のことを指します。

SQが設定される理由は、日経平均株価先物取引で発生する決済金額を決めるためです。日経平均株価先物取引には、建玉という仕組みがあります。建玉とは、将来の日経平均株価の値動きに対するポジションを持った状態のことを指します。建玉を持っている投資家は、SQ日に決済金額を受け取ることになります。そのため、SQ日は日経平均株価先物取引における建玉の決済日でもあります。

清算値とは

清算値は、日経平均株価先物取引の取引時間中に、常時リアルタイムで算出されます。そして、日経平均株価先物取引の終値が確定した後、東京商品取引所が公式に発表します。

SQ日の朝の日経平均先物の寄付き価格が、清算値よりも高い場合には、その日は日経平均株価が上昇する可能性が高いということが考えられます。逆に、SQ日の朝の日経平均先物の寄付き価格が、清算値よりも低い場合には、その日は日経平均株価が下落する可能性が高いということが考えられます。

清算値はJPXのウェブサイトで確認できます。

メジャーSQとマイナーSQ

SQ日には、メジャーSQとマイナーSQの2つがあります。

メジャーSQは、日経平均株価などの主要な株価指数に連動する株式先物市場におけるSQを指しますメジャーSQは、清算値決算日における日経平均株価をベースに算出されるため、日経平均株価に影響を受けます。

一方、ミニSQは、日経平均株価ミニ先物などの小型株価指数に連動する株式先物市場におけるSQを指します。ミニSQは、清算値決算日における日経平均株価ミニ先物価格をベースに算出されます。メジャーSQよりも規模が小さいため、ボラティリティが低いとされています。

  • メジャーSQ:3月、6月、9月、12月の第2金曜日
  • マイナーSQ:1月・2月・4月・5月・7月・8月・10月・11月の第2金曜日

ただし、祝日に重なる場合は、前日に変更されることがあります。

SQが株式市場に与える影響

SQ日は、日経平均株価先物の清算値が決定される日です。そのため、SQ前後の日経平均株価先物の値動きには注意が必要です。日経平均株価先物の値動きが激しくなると、個別株にも波及することがあります。SQ前日の夜間取引やSQ当日の取引で、株価が急騰・急落することがあるため、注意が必要です。

SQ銘柄とは?

「SQ銘柄」という用語自体は、株式市場において一般的に使われている用語ではありません。ただし、SQ日には、SQに関連して動きやすくなる銘柄が存在するという認識があることから、「SQ銘柄」という言葉が使われることがあります。

一般的に、SQ日に動きやすくなる銘柄としては、日経平均株価構成銘柄(日経225)や、日経平均株価先物取引で売買されている銘柄、SQ日における決算発表を予定している企業などが挙げられます。これらの銘柄は、SQ日には株価が大きく変動することがあるため、投資家にとって注目すべき銘柄とされています。

SQ前後の株価の動き

SQ前後には、株価の動きに特徴があるとされています。

SQ前日やSQ日の朝には、投資家がSQによる値動きの影響を考慮して、ポジションを調整することがあります。そのため、SQ前日の取引終了後やSQ日の寄り付き前には、株価が急激に変動することがあります。

SQ日の終値は、清算値と呼ばれるものであり、日中の株価変動が反映されません。SQ日の終値を受けて、SQ後の取引日には、清算値との差額に応じた調整が行われるため、SQ後には株価が急激に変動することがあります。

まとめ

SQは株価変動の激しい日であり、株式投資において重要な日の一つです。SQは日経平均先物の清算値を基準に決定されます。SQ日には注文量が増加し、市場のボラティリティが高まる傾向があります。

SQ前後は市場が荒れやすく、株価の動きに敏感になりがちです。しかし、短期的な値動きに惑わされず、投資の基本原則である長期的な視点で投資を行うことが重要です。

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