
株の世界は、正直なところ残酷です。
豊富な資金を持つ人ほど有利になりやすく、
個人投資家にとっては理不尽に感じる場面も少なくありません。
その代表例が、IPO(新規公開株)です。
投資資金が億単位の投資家になると、
証券会社から優先的にIPOの配分を受けられるケースもあります。
まさに弱肉強食の世界です。
私たちのように資金の少ない個人投資家にとって、
IPOは「宝くじに当たるようなもの」と感じてしまうのも無理はありません。
しかし、IPOに確実に当選する方法はないものの、
当選確率を少しでも上げるための現実的な方法は存在します。
その中で、最も再現性が高く、
多くの個人投資家が実践しているのが
証券会社の口座を増やし、抽選に参加できる回数を増やすことです。
第1章|なぜ証券口座を増やすと、IPO当選確率が上がるのか?
結論から言うと、証券口座を増やすほどIPO(新規公開株)の当選確率は上がります。
理由は単純で、
1つの銘柄に対して「抽選に参加できる回数(抽選権)」が増えるからです。
抽選機会の増加
多くの証券会社では、IPOの抽選は
「1口座につき1回」行われる仕組みになっています。
つまり、
1つの証券口座から申し込めば抽選は1回、
複数の証券会社で口座を開設して申し込めば、
その分だけ抽選に参加できる回数が増えることになります。
IPOに確実な当選方法はありませんが、
抽選回数を増やすことは、
資金が少ない個人投資家でも実践できる、数少ない現実的な戦略です。
完全平等抽選を狙う
証券会社の中には、
資金量や取引実績に関係なく、全員が同じ条件で抽選される
「完全平等抽選」を採用しているところもあります。
例えば、マネックス証券では
IPOの配分の多くが完全平等抽選に回されており、
資金の少ない初心者や、IPO経験の浅い投資家でも
大口投資家と同じ土俵で抽選に参加できます。
このような証券会社をうまく組み合わせることで、
「資金力では勝てない部分」を「口座数」で補うことが可能になります。
第2章|IPO当選確率を上げる最強戦略は「証券口座の数」
基本戦略は「口座数」で抽選回数を稼ぐこと
IPOの基本戦略は非常にシンプルです。
1つの銘柄に対し、
複数の証券会社から申し込むことで抽選回数を増やす。
イメージとしては、
宝くじの購入枚数を増やすのと同じです。
当たりやすい番号を狙うことはできませんが、
買う枚数を増やせば当選確率が上がる。
IPOもまったく同じ構造になっています。
口座開設にお金はかからない。だから“数”が最強
多くの証券会社では、
口座開設・維持に費用は一切かかりません。
つまりIPOにおいては、
- 資金が少なくても
- 投資経験が浅くても
「口座を持っているだけ」で抽選に参加できる権利を得られます。
第1章で解説した通り、
IPOは基本的に証券会社ごとに独立した抽選が行われます。
👉 1社=1回の抽選
👉 5社=5回の抽選
このシンプルな構造を考えれば、
口座数を増やす=当選チャンスを増やす
という結論は極めて合理的です。
家族口座の活用で、世帯ベースの当選確率を引き上げる
IPOの抽選は、
「1人につき1口座」ではなく「1口座につき1抽選」で行われます。
例えば、
- 自分名義の口座
- 配偶者名義の口座
- 子どもの未成年口座
これらはすべて、
それぞれ独立した抽選権として扱われます。
同じIPOに申し込めば、
- 1人 → 抽選1回
- 夫婦 → 抽選2回
- 家族3人 → 抽選3回
と、当選チャンスは単純に積み上がっていきます。
特別な裏技ではなく、
証券会社が公式に認めている正当な方法です。
実はこれ、
家族で口座を分けて株主優待を取るのと同じ発想です。
IPOも優待も、
ルールを知っている人が、淡々と有利になる世界なんですよね。
第3章|IPO当選確率を底上げする「証券会社の選び方」
IPO当選確率を上げる最強の武器は「証券口座の数」です。
ここでは、
「どこから優先的に口座を作るべきか」を目的別に整理します。
IPO取扱本数が多い【最優先で押さえたい主幹事証券】
IPOに申し込める“母数”を増やすための中核
まずはここ。
持っていないと話が始まらない証券会社です。
| 証券会社 | IPOでの立ち位置 | 持つメリット |
|---|---|---|
| SBI証券 | 取扱銘柄数No.1 | 外れても次が有利になるIPOチャレンジポイント制度 |
| SMBC日興証券 | 主幹事数トップクラス | 新規開設後3か月は当選確率優遇あり |
| 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | 主幹事の実績が豊富 | 10%の完全平等抽選 |
| 大和証券 | 主幹事常連 | 大型IPOに強く配分枚数が多い |
| 野村證券 | 超大型IPOの主幹事が多い | 当選時のリターンが大きい |
| みずほ証券 | 主幹事・幹事ともに安定 | 伝統的な主幹事枠を確保 |
👉 この表の証券会社は
IPOの取扱本数・主幹事数ともに多く、抽選に参加できる回数そのものが増える中核です。
資金が少なくても、まずはここを押さえないとIPO戦略は始まりません。
完全平等抽選・前受金不要・ネット完結【口座数を増やしやすい】
資金が少ない人でも“数で戦える”実践向け証券会社
| 証券会社 | 抽選方式・特徴 | 持つメリット |
|---|---|---|
| マネックス証券 | 完全平等抽選 | 少額投資家・初心者でも資金差なく参加できる |
| 松井証券 | 完全平等抽選(70%) | 前受金不要で申し込みやすい |
| 楽天証券 | 100%完全平等抽選 | 資金量による有利・不利が出にくい |
| DMM.com証券 | 幹事参加あり | 前受金不要でノーリスク参加 |
| 三菱UFJ eスマート証券 | 幹事参加あり | MUFG系の割当を狙える |
| 岩井コスモ証券 | 後期型IPOが多い | 資金効率が非常に良い |
| 岡三オンライン | 幹事参加あり | 親会社(岡三証券)主幹事案件を拾える |
| 丸三証券 | 後期型IPOあり | 抽選参加まで資金拘束が少ない |
| 大和コネクト証券 | 大和証券のネット枠 | スマホ完結で管理が楽 |
👉 この表の証券会社は
資金量に関係なく参加できる/前受金が不要/ネット完結
という特徴があり、
口座数を増やす戦略と相性が非常に良いのが最大の強みです。
持ってたら激アツ準大手・独立系証券会社
主幹事は少ないが、幹事で回ってくるIPOを拾える“穴場枠”
| 証券会社 | 立ち位置・特徴 | 持つメリット |
|---|---|---|
| 東海東京証券 | 準大手・主幹事実績あり | 地方IPOで存在感があり当選チャンスが広がる |
| アイザワ証券 | 独立系 | 口座保有者が少なく競争が緩い |
| フィリップ証券 | 外資系 | 独自ルート案件が出ることがある |
| JTG証券 | 独立系 | 幹事参加時は穴場になりやすい |
👉 この枠は
口座を持っているだけで
思わぬIPOに参加できるチャンスが生まれます。
まとめ|IPO当選は「資金力」だけど「口座増強」で対抗
なお、
なぜ「口座を増やす戦略」が有効なのかは、
IPOの抽選構造そのものを知ると、よりはっきり理解できます。
株の世界は、結局のところ資金力が大きく影響する世界です。
例えば人気のSBI証券はIPO取扱数が多い一方で、
抽選は「申込株数(=資金量)」に左右されやすく、
資金が潤沢な人ほど有利になりがちです。
だからこそ、
当選確率を少しでも引き上げたい個人投資家にとって重要なのは、
- ✅完全平等抽選を採用している
- ✅前受け金不要、または資金効率の良い
- ✅口座保有者が比較的少ない
こうした“当たりやすい特徴を持つ証券会社”をたくさん押さえることです。
資金力で勝てないなら、
証券会社選びと口座戦略で、IPO当選にしっかり対抗していきましょう。
資金力で勝てない個人投資家でも、口座戦略でIPO当選に対抗できます。




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