なぜ物価が上がると株が動くのか?金利・インフレ・株価の関係を初心者向けに整理

物価が上がると金利や株価がどう動くのかを初心者向けに図解したイラスト 投資基礎
物価が上がると金利や株価がどう動くのかを初心者向けに図解したイラスト

「最近、何でも高い」
「支援があっても、生活が楽にならない」

そんなニュースを見て、
モヤっとした人も多いと思います。

お米、電気代、ガス代、日用品。
物価は上がっているのに、
給料はすぐには増えない。

さらにニュースでは、

・物価高対策
・支援策
・金利の話

言葉はたくさん出てくるけど、
結局、株とどう関係あるの?
ここが一番わかりにくい。

この記事では👇
物価・金利・株価の関係を、
専門用語をなるべく使わずに整理します。


※「金利」や「FOMC」という言葉がよく分からない人は、
先にこちらだけ目を通すと理解しやすくなります👇
👉 【FOMCとは何か?初心者向け解説

そもそも「物価が上がる」とは何が起きている?

物価が上がる=インフレです。

インフレが起きる理由は大きく2つ。

  • モノが足りない(供給不足)
  • お金が世の中に多い(需要過多)

最近の日本は👇

  • 原材料高
  • 円安
  • エネルギー価格上昇

これが重なって、
生活コストだけが先に上がっている状態です。

物価が上がると、なぜ「金利」が話題になるのか

インフレが続くと、
中央銀行(日銀・FRB)はこう考えます。

お金が回りすぎてる
→ 少しブレーキをかけよう

そのブレーキが 金利 です。

  • 金利を上げる
     → 借金しにくくなる
     → 消費・投資が冷える
     → 物価を抑える

つまり👇
金利は、物価を調整するための道具

金利が上がると、なぜ株は下がりやすい?

ここが株ブログとして一番重要です。

理由① お金の行き先が変わる

  • 金利が低い
     → 株にお金が集まりやすい
  • 金利が高い
     → 預金・債券の魅力が増す

👉 株の相対的な魅力が下がる

理由② 企業の利益が圧迫される

  • 借入コスト増
  • 設備投資がしづらい
  • 消費も落ちやすい

👉 将来利益の期待が下がる
👉 株価が下がりやすい


※実際に、
「金利は据え置きなのに株が下がる」
という動きもよく起きます。

その理由を事例ベースで解説した記事はこちら👇
👉 【FOMC後に株価が下がる理由

じゃあ物価高は、株にとって全部マイナス?

答えは NO です。

プラスになりやすいケース

  • 値上げを価格転嫁できる企業
  • 資源・エネルギー関連
  • インフレに強いビジネスモデル

マイナスになりやすいケース

  • 利益率が低い企業
  • 借金が多い企業
  • 個人消費依存が強い業種

👉 物価高=全部ダメではない
👉 中身次第です。

なぜ「支援があっても生活が楽にならない」のか

ここで、
おこめ券や給付金の話とつながります。

理由はシンプル👇

  • 物価上昇 → 継続的
  • 支援策 → 一時的

つまり、

バケツに水を足しても
底から水が抜けている状態

だから
「ありがたいけど、楽にはならない」
と感じやすい。

これは個人の感覚の問題ではなく、
構造の問題です。

株をやっている人が、今見るべきポイント

初心者が全部追う必要はありません。

最低限👇だけでOK。

  • 物価(インフレ)が加速しているか
  • 金利は「上げそう」か「下げそう」か
  • 中央銀行のスタンス(タカ派・ハト派)

👉
「物価 → 金利 → 株」
この流れだけ意識
すれば十分です。

まとめ

  • 物価が上がる
     → 金利が意識される
     → 株が動く
  • 支援策は一時的
  • 株価は「期待」で動く

ニュースを
「家計の話」で終わらせず、
株の背景として見る

それだけで、
相場の見え方は変わります。

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