FOMCとは?株価が動く理由と初心者が見るべき3つのポイント【永久保存版】

「FOMC会合のイメージ。円卓に集まる人物と米国旗、株価チャートが重なる構図」 投資基礎
「FOMC会合のイメージ。円卓に集まる人物と米国旗、株価チャートが重なる構図」

FOMC(エフオーエムシー)。
ニュースではよく聞くけど、こんな疑問はありませんか?

  • 「結局、何を決めているの?」
  • 「金利据え置きなのに、なんで株が急に下がるの?」
  • 「発表が深夜すぎて、何をチェックすればいいか分からない」

…こんな疑問、ありませんか?🤔

実はFOMCは、
結果そのものより“市場とのズレ”で相場が激変するイベントです。

この記事では、
株歴の中で何度もFOMCの荒波を見てきた私が、仕組みから株価が動く本当の理由、そして初心者がチェックすべき3要素をやさしく整理します。

「FOMCのたびに相場が荒れて怖い…」と感じる方でも、読み終わる頃には冷静にニュースを読み解けるようになりますよ!

この記事でわかること👇
・FOMCが株価を動かす本当の理由
・ニュースで注目すべきポイントはどこか
・FOMC前後、初心者はどう考えればいいか

まずは、FOMCが何なのかを超シンプルに整理しましょう。

そもそもFOMCとは?【超かんたんに】

FOMCとは
米国の金融政策を決める会合のこと。

正式には
Federal Open Market Committee(連邦公開市場委員会)

日本でいう
👉 日銀の金融政策決定会合
のアメリカ版です。

押さえておくべき3つの基本

  • 開催時期: 年8回(約6週間に1回)
  • 決めること: 米国の政策金利(FF金利)の上げ下げ。
  • 影響力: 米国株だけでなく、日本株・ドル円・世界中の金利に直結します。

つまりFOMCは、
世界の相場を動かす“超重要イベント”なんです。

💡豆知識:発表時間は日本時間の深夜! FOMCの結果は、日本時間の深夜3時(夏時間は2時)に発表されます。翌朝のニュースで株価が乱高下しているのはこのためです。

FOMCで株価が動く本当の理由

初心者が一番混乱しやすいのがここ👇

「金利据え置きなのに、なんで株が下がるの?」

理由はシンプル。

市場は「今」ではなく「これから」を見ている

投資家が知りたいのは「今日どうなったか」ではなく、「次にどうしそうか」です。

  • 例:金利は据え置き(予想通り)
  • でも:パウエル議長が「利下げは当分先だ」と発言
  • 結果:がっかりして株が売られる

つまり、FOMCは「答え合わせ」と「未来予告」が同時に行われるイベントなのです。

初心者が毎回チェックすべき3つのポイント

ニュースの全てを理解する必要はありません。まずはこの3つだけ見てください。

①政策金利(まずは結果を確認)

予想通りか、サプライズがあったかを見ます。

※「金利は据え置きなのに株が下がる理由」を知りたい方はこちら👇
👉 FOMC後に株が下がる理由|金利据え置きでも下落する本当の正体とは?

  • 利上げ: お金が借りにくくなる → 株安要因
  • 据え置き
  • 利下げ: お金が回りやすくなる → 株高要因

まずはここを確認。

ただし、
これだけ見て終わりはNGです⚠️

② ドットプロット(超重要・未来の予想図)

ドットプロットとは、
FRBメンバーが考える将来の金利見通しを点で示したもの。

※初心者は「どこを見ればいいか」だけ分かればOKです👇
👉 ドットプロットとは?FOMCで株価が動く本当の理由を初心者向けに解説

ここで👇が起きます。

  • 市場予想より高い → 株安(タカ派的)
  • 市場予想より低い → 株高(ハト派的)

👉 株が一気に動く最大の要因

ニュースで
「ドットプロットがタカ派に…」
と出たら、ここを見ています。

③ パウエル議長の会見

声明文の発表から30分後、パウエル議長がマイクの前に立ちます🎤
ここで専門家がチェックしているのは、「言葉のトーン(色)」です。

※タカ派・ハト派の判断基準を具体例で知りたい方はこちら👇
👉 FRB議長発言で株価が急変する理由|タカ派・ハト派の違いと初心者が見るべき言葉

注目点は👇

  • タカ派(インフレ退治優先): 景気より金利を上げる姿勢。株価には厳しい。
  • ハト派(景気・雇用優先): 金利を下げて景気を支える姿勢。株価には優しい。
  • 前回と表現が変わったか?

たった一言で相場が反転することも珍しくありません。

よくある勘違い(初心者あるある)

利上げ=必ず株安 (すでに織り込み済みなら、発表後に株が上がることもあります)
金利発表だけ見ればOK (その後の記者会見でひっくり返ることが多々あります)
深夜まで起きてトレードしなきゃ! (プロでも難しい時間帯です。初心者は寝て待つのが正解です)

全部ちょっと違います。

FOMCは
「市場とのズレ」を探すイベント

ズレた瞬間に、相場が動くだけなんです。

FOMC前後、初心者はどう動くべき?

結論から言うと👇

👉 「無理に動かず、嵐が過ぎるのを待つ」のが最強の戦略です。

FOMC前後は、

  • 値動きが荒れやすい
  • 一時的な上下が多い

中長期投資の人ほど、
見るだけ・確認するだけで十分です。

「何が起きているか分かる」
それだけで、無駄な売買を防げます👌

まとめ:仕組みを知ればFOMCは怖くない

  • FOMCは「結果」より「将来の見通し」で動く。
  • ドットプロットと議長会見が相場の鍵
  • 知っていれば、相場に振り回されない

FOMCは怖いイベントではなく、
相場の健康診断のようなものです。仕組みが分かれば、次の開催日が楽しみになりますよ!

次のFOMCも、
ぜひこの視点で見てみてください📘

🔗 FOMCをさらに深く理解する
FOMCは「3つの視点」で見ると、相場の見え方が変わります👇

👉 金利据え置きでも株が下がる理由
👉 ドットプロットとは?FOMCで株価が動く本当の理由を初心者向けに解説
👉 パウエルFRB議長発言で相場が反転する理由

※本記事は情報の提供を目的としており、投資の勧誘や売買の指示を目的としたものではありません。投資の最終決定はご自身の判断で行ってください。

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