
FOMCの結果が出た直後は、
意外と相場は落ち着いていることがあります。
「今回は据え置きか。じゃあ安心だな😌」
そう思った数十分後──
突然、株がドカンと下がる(または上がる)💥
実はここ、初心者が一番混乱するポイントです。
(でも理由がわかれば、もう振り回されません)
原因はほぼこれ👇
パウエルFRB議長の“一言”です。
この記事では、
- なぜパウエル発言だけで相場が急変するのか
- タカ派・ハト派って何が違うのか
- 初心者は「どの言葉」だけ見ればいいのか
を、FOMC初心者向けに超シンプルに整理します。
※ そもそもFOMCの仕組みや全体像を知りたい方は、
👉 FOMCとは?株価が動く理由と初心者が見るべき3つのポイント【永久保存版】
を先に読むと、理解が一気にラクになります。
結論:株価を動かすのは「結果」ではなく「ヒント」
株価を動かすのは「金利の結果」ではなく、
FRB議長(パウエル)の“次の一手のヒント”です。
なぜFRB議長の発言がここまで重要なのか?
FOMC後に行われる
パウエルFRB議長の記者会見🎤
ここで語られる内容は👇
- FRBとしての公式見解
- 次回FOMCへの含み
- 市場へのメッセージ
つまりこれは、
世界で一番影響力のある“相場コメント”。
アルゴリズム取引や機関投資家は、
パウエルの言葉をリアルタイムで解析し、即売買します。
だから👇
一文で相場が反転する
なんてことが普通に起きるんです。
タカ派・ハト派とは?(超かんたん判別法)
議長の発言がどちらに寄っているかで、株価の方向性が決まります。
🦅 タカ派(インフレ退治優先)
- 特徴: 利上げに前向き、金融引き締めを重視
- 口癖: 「インフレ警戒」「高い金利を長く維持」
- 影響: 株価にはマイナスになりやすい
🕊 ハト派(景気配慮優先)
- 特徴: 利下げに前向き、景気や雇用を支えることを重視
- 口癖: 「景気の下振れを注視」「利下げの時期を検討」
- 影響: 株価にはプラスになりやすい
ポイントは👇
どっちに“寄った発言”かです。
初心者はここだけ見ればOK|3つの注目フレーズ
全部聞く必要はありません。
この3点だけで十分です。
① インフレへの言い方が変わったか?
注目ワード👇
- 「依然として高い」
- 「進展が見られる」
- 「慎重に見極める」
👉
インフレを強く警戒=タカ派寄り
落ち着いてきた表現=ハト派寄り
たった形容詞1つで、市場の解釈は変わります。
② 利下げ時期に“含み”を持たせたか?
たとえば👇
- 「時期尚早」
- 「今は議論していない」
- 「状況次第では検討」
この違い、かなり大きいです。
👉
完全否定 → タカ派
可能性を残す → ハト派
「今回は据え置き」でも、
ここで株が動くケースが多発します。
③ 前回と比べて“トーン”が変わったか?
初心者が一番見落としがちですが、
実はここが最重要。
- 前回より言い回しが柔らかい?
- 同じ内容でも慎重になった?
- 表情・間の取り方が違う?
👉 市場は「何を言ったか」より「前よりどう変わったか」を見ています。
なぜ据え置きでも株が下がるのか?
答えはシンプル👇
市場は「次」を織り込むから
- 結果: 金利据え置き(予想通り)
- 会見: パウエル氏が「利下げを急ぐ必要はない」と発言(タカ派)
- 反応: 「えっ、利下げはまだ先なの?」と市場がガッカリして株を売る。
👉 将来の利下げ期待が後退
👉 株が下がる
これが、FOMC後に株価がひっくり返る正体です。
初心者がやってはいけない行動
❌ 会見中に売買する
❌ 1フレーズだけ切り取って判断
❌ SNSの煽りに乗る
FOMC後は特に👇
- 短期の上下が激しい
- ノイズが多い
👉 中長期投資なら「確認するだけ」でOKです。
まとめ
- パウエル発言は「未来予告」
- タカ派・ハト派は方向性の違い
- 見るべきは「結果」より「言い回し」
- 初心者は無理に動かなくていい。
なぜなら、多くの材料はすでに市場に織り込まれているからです。
FOMC後に相場が荒れても、
理由がわかれば怖くありません。
次のFOMCでは、
ぜひパウエルの言葉に注目してみてください📘


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