【危険】売り禁解除で下がる銘柄の特徴とは?|初心者が買ってはいけない3つのワナ

売り禁解除後に下がる銘柄の特徴と、買ってはいけない3つのパターンを示したイメージ 投資基礎
売り禁解除後に下がる銘柄の特徴と、買ってはいけない3つのパターンを示したイメージ

売り禁解除と聞くと、
「そろそろ反発するのでは?」
「一番底はもう過ぎたかも?」
と感じる人は多いかもしれません。

ですが実際には、
売り禁解除をきっかけに“もう一段下がる銘柄”も少なくありません。

ここでは、
売り禁解除後に下がりやすい典型パターンを整理して解説します。

※ 売り禁解除後の値動きは「上がる」場合と「下がる」場合があります。
👉 例外も知っておこう|売り禁解除後に上がるパターンはこちら

結論を先出し

結論から言うと、
売り禁解除後に下がる銘柄には、
ほぼ共通した特徴があります。

それは👇

  • 規制中の上昇が「需給だけ」
  • 下落理由が何も解決していない
  • 空売り勢が“解除を待っていた”銘柄

このあと、具体的に見ていきましょう。

① 規制中に株価が上昇していた銘柄は要注意

売り禁中に株価が上がっていた銘柄。
一見すると「強そう」に見えますが、
実は一番危ないパターンでもあります。

なぜか?

  • 空売りが禁止されていただけ
  • 売り圧力が“一時的に止まっていただけ”
  • 業績や材料は何も変わっていない

つまり、
上がった理由が「規制」だけなんです。

➡ 規制解除
➡ 空売り再開
➡ 一気に売られる

という流れになりやすく、
解除当日〜翌日にかけて下落するケースも珍しくありません。

② 下落理由が解消していない銘柄

売り禁がかかる銘柄の多くは、
もともと何かしらの悪材料を抱えています。

例えば👇

  • 業績下方修正
  • 不祥事・不正・訴訟
  • 増資・希薄化
  • 成長ストーリーの崩れ

こうした本質的な問題が残ったままの場合、
売り禁解除=「再評価」ではなく、
“売り直しのタイミング”になります。

📌
「下がった理由が何だったのか?」
ここを説明できない銘柄は、基本スルーが無難です。

③ 売り残が少ない銘柄は踏み上げ期待がない

上がるパターンで重要だったのが「売り残」ですが、
下がるパターンではです。

  • 売り残が少ない
  • そもそも踏み上げ余地がない
  • 買い戻し需要が期待できない

この場合、
規制解除後に入るのは「新規の売り」だけ。

結果として👇

➡ 買い支えがなく
➡ じわじわ、または一気に下がる

という展開になりやすくなります。

📌
売り禁解除は「上がる・下がる」どちらの動きもあります。
そもそもの仕組みや基本ルールを整理したい方は、
売り禁解除とは?仕組みと基本ルールもあわせて確認してみてください。

🔎 まとめ|下がる銘柄の共通点

売り禁解除後に下がりやすいのは、次のような銘柄です。

  • 規制中に需給だけで上がっていた
  • 下落理由が解消されていない
  • 売り残が少なく、踏み上げ期待がない

📌
「売り禁解除=買い場」と決めつけるのが、
いちばん危ないパターンです。

むしろ、
「売りが解禁されただけ」
というケースも多いのが現実です。

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