
ときどき、ニュースや経済番組を見ていると
「日本国債が下落」という見出しを目にして、
ドキッ!としたことはありませんか?
「下落」と聞いて、良いイメージを持つ人はあまりいないはずです。
俺が買っている個人向け国債は大丈夫なのか?
そもそも、日本国債って何が下がっているのか?
そんなふうに、ニュースをきっかけに
一気に不安が広がった経験があります(笑)
先に結論を言うと、
日本国債が下落しても、個人向け国債への影響はほぼありません。
👤ここで、ちょっとしたうんちく。 実は個人向け国債の歴史は浅く、2003年の小泉政権時に誕生しました。 当時は今の新NISA以上に投資家に人気があったんです。
では、なぜニュースでは「下落」と言われるのか。
ここを知らないと、毎回ムダに不安になります。
そもそも日本国債と個人向け国債は何が違う?
結論から言うと、「個人向け国債」は日本国債という大きな枠組みの中の1つです。
日本国債にはさまざまな種類がありますが、
一般的にニュースなどで話題になる利付国債(10年国債など)は、
銀行や保険会社、投資家といったプロ向けに設計された商品です。
一方で、
「個人向け国債」はその名の通り、
個人投資家が安心して持てるように損をしにくい仕組みが組み込まれています。
個人でも買える日本国債が「新窓販国債」
一般の日本国債を、
個人でも証券会社経由で買いやすくした仕組みを
「新窓販(しんまどはん)国債」と呼びます。
新窓販国債は、
- ✅市場で売買できる
- ✅価格は金利次第で上下する
という点で、
個人向け国債とは性格が大きく異なります。
👉 この違いについては、以下の記事で詳しく整理しています。
新窓販国債って何?個人向け国債との違いをシミュレーションで徹底解説
【比較まとめ表】
| 項目 | 一般の日本国債(利付国債) | 個人向け国債 |
|---|---|---|
| 元本の扱い | 市場価格で変動(売却時に損益が出る) | 元本保証(満期・中途換金でも元本確保) |
| 最低金利 | なし | 年0.05%保証 |
| 中途換金 | 市場でいつでも売却可能 | 発行1年後から可能 |
| 金利タイプ | 固定金利が中心 | 変動金利(10年)も選べる |
日本国債が下落とは?何が起きている?
ニュースで言う日本国債の下落とは、
国債の価格が下がり、利回り(長期金利)が上昇している状態を指します。
こうした動きの背景として、
- ✅国の財政悪化を懸念する見方
- ✅日銀の金融政策修正を意識した金利上昇
などが、ニュースではよく挙げられます。
たとえば、減税や給付金などの政策によって
国の借金が増えると受け止められた場合、
投資家が将来のリスクを意識して日本国債を売ることがあります。
その結果、
国債の価格が下がり、
反対に利回り(=金利)が上昇する、
という現象が起きます。
日本国債の下落はリスク?チャンス?
日本国債の下落とは、
国債の価格が下がり、利回り(=長期金利)が上昇することを意味します。
この動きは、日本経済全体で見るとリスク要因として意識されることが多いのが実情です。
たとえば、次のような影響が指摘されます。
- ✅住宅ローンや企業借り入れの金利上昇
- ✅政府の利払い費の増加(財政負担の拡大)
- ✅金利上昇による金融機関の保有国債の評価損
- ✅金融政策や金利差を背景とした円安の進行
このように、
マクロ経済の視点では「警戒されやすい局面」と言えます。
では、国債を買う側にとってはチャンスなのか?
一方で、立場によっては
「必ずしも悪い話ではない」ケースもあります。
- 預金金利の上昇
金利環境が変われば、預金者にとってはプラスになります
(ただし、住宅ローン金利や物価上昇の影響の方が大きくなる可能性もあります) - 機関投資家にとってのチャンス
生保や年金などの大口投資家にとっては、
利回りが高くなった国債を買い増す好機になる場合があります。
俺の個人向け国債は本当に大丈夫?
結論:日本国債が暴落しても、あなたの「個人向け国債」の価値は1円も減りません。
なぜなら、個人向け国債は最初から
「市場価格の影響を受けない」ように守られている特殊な商品だからです。
なぜ「個人向け国債」は大丈夫なのか?
① 元本が守られる仕組み
個人向け国債は国が発行する商品で、
満期まで保有すれば額面100%が払い戻される設計になっています。
② 中途換金しても元本は減らない
発行から1年経過後であれば、
途中で換金しても元本が減ることはありません。
ペナルティは直近2回分の利子が差し引かれるだけです。
種類ごとの影響はどう違う?
- 変動10年
金利が上昇すると受け取る利子も増えるため、
国債下落(=金利上昇)局面はむしろプラスに働きます。 - 固定5年・固定3年
金利が上がっても利子は変わりませんが、
元本は守られるため安心して保有できます。
日本国債が下落というニュースは意外とよく聞きますが、
実は個人向け国債を買う側にとっては、メリットのほうが多いケースもあります。
日本国債が下落すると、
これから国債の購入を考えている人は利率が上がる可能性がありますし、
変動10年なら、利率の見直しで受け取る利子が増えることもあります。
ただし、すべてのケースで何も気にしなくていいわけではありません。
途中解約のタイミングによっては、注意点もあります。
そのあたりは、下記の記事で詳しく解説しています。



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