
投資の楽しみといえば、やっぱり「配当金」ですよね。
実は筆者も、毎月配当金や株主優待が届くようなポートフォリオを組んで、密かにニヤニヤ楽しんでいます(笑)。
そんな配当マニアの私が今回スポットを当てるのは、日本株ではまだ珍しい「年4回配当銘柄」です。しかも今回は、初心者の方でも始めやすいように「10万円以下で買える銘柄」に限定してみました。
「年4回も配当がもらえて、しかも10万円以下!?」
そう聞くと、「今すぐ欲しい!」と思う人もいるかもしれません。
……ですが、ちょっと待ってください。
配当株投資は魅力的ですが、配当金は将来も保証されるものではありません。
企業業績が悪化すれば、減配(配当金が減ること)や無配になるケースもあります。
だからこそ、利回りだけで飛びつくのではなく、「業績」や「配当方針」を確認することが大切です。
そこで今回は、
- ✔️100株投資した場合の年間配当金
- ✔️3か月ごとのおおよその配当額
- ✔️各銘柄の簡単なチェックポイント
を、できるだけ分かりやすくまとめてみました!
① 東北新社(2329)|CM制作や映画でおなじみのエンタメ企業
日本株では激レアな「年4回配当(3月・6月・9月・12月)」を行っているのが、映像制作大手の東北新社です。
- ✔️株価の目安:約60,000円(100株)
- ✔️年間の予想配当金:約2,700円(100株あたり)
- ✔️配当利回り:約4.4%前後
10万円以下という手軽さながら、4%を超える高い利回りがとても魅力的な銘柄です。
💡 チェックポイント
「業績が下がったら減配(配当が減るリスク)が怖いな……」と思うかもしれませんが、東北新社は「DOE(純資産配当率)」という独自の指標をベースに配当を決めています。
これは「単年度の利益が一時的に落ち込んでも、会社に貯蓄があるうちは安定して配当を出しますよ」という方針のこと。初心者にとっても比較的安心して長期保有しやすい、お財布に優しい銘柄と言えます。
② UTグループ(2146)|1万円台から買える人材大手の星
「10万円以下どころか、もっと少額から始めてみたい!」という方に最適なのが、製造業への人材派遣・請負で国内大手のUTグループです。
- ✔️株価の目安:約18,200円(100株)
- ✔️年間の予想配当金:約1,100円(100株あたり)
- ✔️配当利回り:約5.6%前後
2万円以下というお小遣いレベルの予算で100株保有でき、しかも配当利回りが5%中盤という驚異的なお得感があります。
💡 チェックポイント
なぜこんなに利回りが高いのかというと、この会社は「稼いだ利益は、基本すべて株主に配当として配ります!(配当性向100%)」という超太っ腹な方針を掲げているからです。
中計期間中は業績の良し悪しにかかわらず、「年間配当金10円」を下限(最低ライン)としています。
③ リンクアンドモチベーション(2170)|組織コンサルの王道企業
「知名度があって、利回りもしっかり欲しい!」という欲張りな方におすすめなのが、企業の組織改革や研修ビジネスでトップを走るリンクアンドモチベーションです。
- ✔️株価の目安:約53,200円(100株)
- ✔️年間の予想配当金:約1,600円(100株あたり)
- ✔️配当利回り:約2.9%〜3.0%前後
5万円台という手の届きやすい価格帯で、年に4回(3月・6月・9月・12月)しっかりと定期的にお小遣いを運んで来てくれます。
💡 チェックポイント
この会社の強みは、一度契約すると長く使ってもらえる「サブスクリプション(月額課金)型」のビジネスが順調な点です。
知名度も高い企業なので、ポートフォリオに組み込みやすい1社です。
15期連続で「減配なし」の実績
④ 日本和装(2499)|3万円以下で買える!利回り4%超えの少額株
「手元の3万円だけで高配当株を始めてみたい!」という願いを叶えてくれるのが、無料のきもの着付け教室でおなじみの日本和装ホールディングスです。
- ✔️株価の目安:約28,300円(100株)
- ✔️年間の予想配当金:約1,400円(100株あたり)
- ✔️配当利回り:約4.4%〜4.8%前後
3万円以下という超低予算で100株オーナーになれる上に、配当利回りが4%を超えているという驚きの高コスパ銘柄です。
💡 チェックポイント
「きものの教室でどうやって稼いでいるの?」と思うかもしれませんが、ビジネスモデルは「着付けを教えた生徒さん」と「きものを作る職人さん」を結ぶ販売仲介業です。
稼いだ利益からしっかり株主に還元する姿勢(配当性向60%以上)を持っています。
2026年12月期の会社予想では14円へ減配の方針を示しています。
⑤ GMOインターネット(4784)|誰もが知るITメガベンチャー!
「やっぱり名前の知っている大企業が安心!」という方にイチオシなのが、日本のインターネットの土台を支えるメガ企業、GMOインターネットグループです。
- ✔️株価の目安:約62,900円(100株)
- ✔️年間の予想配当金:約2100円前後(100株あたり)
- ✔️配当利回り:約2.6%〜2.8%前後
6万円台という予算で、誰もが一度は耳にしたことがある超有名企業の株主になれるチャンスです。
💡 チェックポイント
この会社の最大の強みは、ネットを使う上で絶対に欠かせない「サーバー」や「ドメイン(ホームページの住所)」といった、景気に左右されにくい安定したビジネス(ネットのインフラ事業)を持っている点です。
東証プライム市場への変更を記念し、2025年から2026年末までの2年間は、四半期ごとの純利益を100%すべて配当として株主に還元する方針をとっています。
⑥ ラウンドワン(4680)|配当も優待も「年4回」!
「どうせなら普段よく使うサービスの株主になりたい!」という方にぴったりなのが、アミューズメント大手のラウンドワンです。
- ✔️株価の目安:約82,600円(100株)
- ✔️年間の予想配当金:約1,800円(100株あたり)
- ✔️配当利回り:約2.2%前後
10万円以下の投資額ながら、しっかり2%以上の配当がもらえます。しかし、ラウンドワンの本当の魅力はそれだけではありません。
💡 チェックポイント
なんとラウンドワンは、株主優待も「年4回(3月・6月・9月・12月)」貰えます。
100株保有していれば、店舗で使える「500円割引券」や「ボウリング教室の割引券」が年4回手に入ります。
配当金(現金)でお財布を潤しつつ、優待券でお得にボウリングやカラオケを楽しめるという、一粒で二度おいしい「投資の楽しさ」を100%実感できる銘柄です。
⑦ 日本創発グループ(7814)|隠れた優良クリエイティブ企業
「予算5万円前後で、今後の成長も期待できる企業がいい!」という方におすすめなのが、印刷から最先端のデジタルコンテンツまで幅広く手がける日本創発グループです。
- ✔️株価の目安:約54,600円(100株)
- ✔️年間の予想配当金:約1,500円(100株あたり)
- ✔️配当利回り:約2.7%〜3.0%前後
5万円台の投資で、3月・6月・9月・12月の年4回、安定した配当の恩恵を受けることができます。
💡 チェックポイント
この会社の強みは、「1つの事業だけに頼っていない」という点です。
多くのクリエイティブ企業や印刷会社をグループにたくさん抱えている(持株会社)ため、どこか1つの事業が落ち込んでも、他の事業(アニメグッズ制作や3Dデジタルなど)がカバーできる仕組みになっています。
直近は営業利益率がやや低下傾向にありますが、現時点では会社予想で年4回配当を継続予定となっています。
100株投資のシミュレーション!7銘柄全て買ったらいくら貰える?
「紹介された7銘柄、全部100株ずつ買ったら総額いくらで、配当金はいくらになるの?」
そんな気になる疑問を、2026年5月15日時点の最新株価でガチ計算してみました!
結果は以下の通りです。
| 銘柄名(証券コード) | 100株の投資額 | 年間配当(予想) | 一言ポイント |
|---|---|---|---|
| 東北新社(2329) | 60,800円 | 2,700円 | 利回り4%超えの映像大手 |
| UTグループ(2146) | 18,200円 | 1,100円 | 1万円台から買える高利回り株 |
| リンクアンドモチベ(2170) | 53,200円 | 1,640円 | 安定のサブスク型組織コンサル |
| 日本和装HD(2499) | 28,300円 | 1,400円 | 3万円以下で買える高コスパ株 |
| GMOインターネット(4784) | 62,900円 | 2,150円 | IT大手の星 |
| ラウンドワン(4680) | 82,640円 | 1,800円 | 配当も優待も年4回のお楽しみ株 |
| 日本創発グループ(7814) | 54,600円 | 1,500円 | 会社自体が分散された隠れ優良株 |
| 🔥 合計 | 約360,640円 | 約12,290円 | 総合利回り 約3.4%! |
💡 結論:3ヶ月ごとに「約3,072円」のプチ不労所得!
7銘柄すべてを100株ずつ購入した場合、総投資額は約36万円。
そして、貰える年間配当金は合計約12,290円になります!
これらをすべて保有していれば、年4回の配当タイミング(3月・6月・9月・12月)が来るたびに、毎回「約3,072円」があなたの口座に自動で振り込まれます。
3,000円あれば、ちょっと豪華なランチを楽しんだり、カフェで贅沢な時間を過ごしたりできますよね。元手が36万円あれば、お財布を一切痛めずにこの「プチ不労所得生活」がスタートできるのです。
💡 さらに新NISA口座を使えば「全額」があなたの手元に!
今回のシミュレーションで算出した年間配当金(約12,290円)ですが、実は普通の口座で買うと約20%の税金が引かれてしまい、手元には約9,800円しか残りません。
ですが、「新NISA(成長投資枠)」の口座を使って購入すれば、税金はなんと一円もかかりません!
- ✔️普通の口座:税金が引かれて、手元には 約9,800円
- ✔️新NISA口座:税金ゼロで、配当金を 12,290円「全額」ゲット!
10万円以下の少額投資だからこそ、税金で引かれてしまうのはもったいないですよね。これから年4回配当生活を始めるなら、新NISA口座をフル活用するのが圧倒的にお得です!
⚠️ 投資を始める前の3大お約束(注意書き)
投資に絶対はありません。スタートする前に、以下の3点は必ず頭に入れておきましょう。
最終判断は自己責任で:この記事は情報提供を目的としており、特定の銘柄の購入を強制するものではありません。じっくり考えて納得のいく投資をしてくださいね。
減配・無配のリスク:配当予想は2026年5月時点のものです。企業の業績や配当方針の変更により、今後少なくなったりゼロになったりする可能性があります。
株価の変動:株価は日々変動するため、あなたが実際に購入するタイミングによって投資額や利回りは変わります。
まとめ:10万円以下から始める、ワクワクの年4回配当生活!
今回は、10万円以下で買える激レアな「年4回配当株」7選と、100株ずつ投資したときのリアルな配当金シミュレーションをお届けしました。
年4回配当といえば他にも、あおぞら銀行(8304)、コムチュア(3844)、光通信(9435)などが知られています。
さらに、以下のような異なる配当月の銘柄を組み合わせると、本記事で紹介した「年4回配当株」と合わせて、1年間いつでも毎月配当金が入ってくる仕組みを作ることも可能です!
- 1月・7月:積水ハウス(1928)
- 2月・8月:吉野家HD(9681)
- 4月・10月:伊藤園第1種優先株(25935)
- 5月・11月:アスクル(2678)
- 3月・6月・9月・12月:今回紹介した「年4回配当株」7選!
投資と聞くと「まとまった大金が必要」「難しそう」と思われがちですが、10万円以下の少額からでも、毎月のようにお金が振り込まれる楽しさを十分に味わうことができます。
まずは気になる1銘柄から、“配当金が入ってくる楽しさ”を体験してみるのも面白いかもしれませんね。

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