株式投資初心者必見!RSIで過買い・過売り状態を見極めてRSIを極めよう!

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どうも、株道経済研究所の管理人snowです。

株式投資をする上で、テクニカル分析は欠かせないものです。その中でも、RSIという指標は株価の過買い・過売り状態を見極めるのに有用なツールとして知られています。この記事では、初心者でもわかりやすくRSIの使い方を解説し、トレードの参考にしていただけるようにします。

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RSIとは?

RSI(Relative Strength Index)は、株価のテクニカル指標の1つで、価格の変化を利用して、株式の過買いと過売りの状態を評価するために使用されます。

RSIは、一定期間内の値上がり幅と値下がり幅を比較して算出され、通常は14日間の期間が使用されます。この期間内で株価が上昇した日の値上がり幅と、下落した日の値下がり幅を合計し、その平均値を求めます。この平均値に基づいて、RSIは0から100の範囲内で表され、50を中心に過買いと過売りの状態を示します。

RSIが70以上になると、株価は過買いの状態にあると見なされ、株価が下落する可能性が高いと考えられます。一方、RSIが30以下になると、株価は過売りの状態にあると見なされ、株価が上昇する可能性が高いと考えられます。

RSIは、株式市場においてトレンドや反転の可能性を予測するために広く使用されています。ただし、RSIは単一の指標であり、他のテクニカル指標と組み合わせて使用することが望ましい場合があります。

RSIのメリットとは?

株価のテクニカル指標として使われるRSIには以下のようなメリットがあります。

  1. 過買い・過売りの判断が容易:RSIは、過買い・過売り状態を判断するのに役立ちます。この指標は、株価の上昇や下落が過度に進んでいる場合を示すため、反転の可能性が高いと考えることができます。
  2. トレンドの確認が容易:RSIは、相場のトレンドを確認するのに役立ちます。RSIが50を超えて上昇している場合は、相場が上昇トレンドにあると判断することができます。逆に、RSIが50を下回って下落している場合は、相場が下降トレンドにあると判断することができます。
  3. 様々な時間枠で利用可能:RSIは、様々な時間枠で利用可能です。短期のトレーダーは、5分または15分のチャートを使用してRSIを見ることができます。長期の投資家は、日次チャートを使用してRSIを見ることができます。
  4. 相場の転換点を見逃さない:RSIは、相場の転換点を捉えるのに役立ちます。過買い・過売り状態や※ダイバージェンスが発生した場合、相場の転換点が近いことを示唆しています。
  5. シンプルで使いやすい:RSIは、計算が簡単で、チャートに表示されるため、初心者でも使いやすい指標の一つです。

ダイバージェンスとは?

RSIのダイバージェンスとは、相場とRSIの動きに乖離が生じたときに発生する現象です。具体的には、株価が上昇トレンドにあるにもかかわらずRSIが下降し、過買い状態から脱却している場合を「ベアリッシュダイバージェンス」と呼びます。一方、株価が下降トレンドにあるにもかかわらずRSIが上昇し、過売り状態から脱却している場合を「ブリッシュ・ダイバージェンス」と呼びます。

ダイバージェンスは、相場の転換点を示唆することがあります。例えば、ベアリッシュダイバージェンスが発生した場合、相場が上昇しているにもかかわらず売り圧力が高まっていることを示しており、株価が下落する可能性が高いと考えられます。逆に、ブルーダイバージェンスが発生した場合は、相場が下落しているにもかかわらず買い圧力が高まっていることを示しており、株価が上昇する可能性が高いと考えられます。

ただし、ダイバージェンスが発生したからといって必ずしも相場が転換するとは限りません。他の指標やチャートパターンと合わせて判断する必要があります。また、RSIの計算式によってダイバージェンスの発生の有無が異なるため、証券会社やチャートサイトによって異なる場合があります。

RSIが100になっても株価が上がり続ける?

RSIは、価格の上昇幅と下降幅を比較して、過買いと過売りの状態を示す指標です。通常、RSIが70以上になると過買い、30以下になると過売りの状態と判断されます。

ただし、RSIが100(又は0)になっても、株価が上昇(下降)し続けることがあります。その理由は、RSIが価格に対する強弱の比率を示す指標であるため、単体で見ると限界があります。RSIが100になるということは、一定期間内に上昇幅が下降幅に比べて非常に大きいことを示しているため、過買い状態であることが分かります。しかし、その時点で株価が上昇し続けることがあるのは、市場の需要やニュースなど、その企業のファンダメンタルズ(財務状況や経営戦略など)によって株価が上昇し続けることがあるからです。

つまり、RSIが過買い状態になっても、株価が上昇し続けることがあるため、RSIだけで売買判断を行うことは適切ではありません。他のテクニカル指標やファンダメンタルズなども含め、総合的に判断することが重要です。

RSIはレンジ相場のほうが効果的?

RSIは、トレンド相場とレンジ相場の両方で使用できる指標ですが、特にレンジ相場において効果的に利用されることが多いです。

レンジ相場とは、株価や為替などの価格が、一定の範囲内で上下する状況を指します。この場合、価格がある程度予測可能な範囲内で動くため、RSIの過買いと過売りのライン(通常は70と30)が上下するポイントが比較的明確に現れます。そのため、RSIを利用することで、過買い・過売りの状態を判断し、そのタイミングでの売買判断がしやすくなります。

一方、トレンド相場は、価格が一方向に長期間動く状況を指します。この場合、RSIが70を超えたり30を下回ったりしても、価格が継続して上昇する場合があります。そのため、トレンド相場では、RSIと合わせて他のテクニカル指標を組み合わせて判断することが重要です。

したがって、RSIはレンジ相場の時に使うほうが効果的であるといえますが、トレンド相場でも一定の役割を果たすことができます。ただし、相場状況に応じて他のテクニカル指標やファンダメンタルズと合わせて判断することが大切です。

RSIのバリエーション

RSI(Relative Strength Index)は、株式市場で広く使用されるテクニカル指標の1つで、価格変動を分析して、過買いと過売りの状態を判断するために使用されます。RSIには、様々なバリエーションがあり、以下に、3つのRSIのバリエーションの違いを説明します。

  1. RSI(Simple):RSI(Simple)は、最も基本的なRSIで、価格の変動に基づいて算出されます。通常、14日間の期間を使用して計算され、価格の上昇日と下落日の割合を比較して、株式の過買いと過売りの状態を評価します。
  2. RSI(ストキャスティック):Stochastic RSIは、RSIとストキャスティック指標を組み合わせたテクニカル指標です。Stochastic RSIは、一般的なRSIよりも敏感に反応します。スキャルピングを行うトレーダーは、短期的な価格変動に敏感なStochastic RSIを使用する場合があります。
  3. Wilder’s RSI:Wilder’s RSIは、価格の変化に応じて、RSIの計算式を微調整することにより、より滑らかな結果を生成することができます。ロングポジションを保有する投資家は、より滑らかなWilder’s RSIを使用する場合があります。

まとめ

今回は、RSI(Relative Strength Index)を使った株式投資の方法について解説しました。

まず、RSIは過買い・過売り状態の判断に使われるテクニカル指標であり、14日間の値動きを基に算出されます。RSIが70以上になった場合は過買い、30以下になった場合は過売りとされます。この状態は、買い時や売り時を判断するための指標として使われます。

また、RSIはトレンドの確認にも役立ちます。RSIが50を超えて上昇している場合は、相場が上昇トレンドにあるとみなすことができます。逆に、RSIが50を下回っている場合は、相場が下降トレンドにあるとみなすことができます。

ただし、RSIを含めたテクニカル指標の使用には、十分な知識と経験が必要です。初心者は、簡単なRSIの使い方から始め、徐々に複雑な使い方にチャレンジすることをお勧めします。また、リスク管理にも注意し、必ずストップロスを設定することを忘れずに行ってください。

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