ゆうちょ通帳アプリで国債の口座開設ボタンが出ない理由|ネット完結と思ったら窓口対応だった話

ゆうちょ通帳アプリで国債の口座開設ボタンが表示されず困っている画面のイメージ 国債・債券投資
ゆうちょ通帳アプリで国債の口座開設ボタンが表示されず困っている画面のイメージ

※この記事は、私が実際に体験したケースです。
口座の状況によっては、アプリだけで口座開設できる場合もあります。

「ゆうちょ通帳アプリなら、国債はネット完結で買える」

そう聞いて、実際にアプリを入れて手続きを進めました。
ところが――
国債の口座開設ボタンが、どこにも出てこない。

設定不足?アプリの不具合?
何度見直しても原因が分からず、
「もしかして自分だけ買えないのか?」と不安に。

※ゆうちょで国債を買うには、
事前に「国債用の口座(国債振替口座)」を開設する必要があります。

結論から言うと、
買えなかったのではなく、初回の「取引時確認」が未完了だっただけでした。

この記事では、

・ゆうちょ通帳アプリで国債の口座開設ボタンが出なかった理由
取引時確認が未完了だと窓口対応になる実際の流れ
・手続き後、口座開設ボタンが表示されるまでの経緯

を、私の実体験ベースでまとめています。

同じ画面で立ち止まっている方の
「無駄な時間」と「不安」を減らせたら嬉しいです。

① なぜ国債を買おうと思ったのか

2026年1月7日に発表された最新の金利で、
個人向け国債・固定5年は年1.59%(税引き前)となりました。

銀行の預金金利と比べても水準は高く、
株のように値動きを気にする必要もありません。

元本割れのリスクがない国債なら、貯金の代わりとして十分だ
と感じたのが、今回あらためて検討した理由です。

② ゆうちょ通帳アプリで起きたトラブル

国債自体の仕組みや、預金との違いをあらためて確認したい方は、こちらで初心者向けに図解しています。

👉【図解】国債とは?銀行預金とどっちが安全?金利や元本割れのリスクを初心者向けに徹底比較

結論から言うと、
私がゆうちょ通帳アプリで国債を買えなかった原因は、
アプリの不具合でも、操作ミスでもありませんでした。

この時点で私が詰んでいた原因は、
取引時確認が未完了だったため、口座開設ボタン自体が非表示になっていたことでした。

国債のメニューに進んでも「口座開設ボタン」が出ない

ゆうちょ通帳アプリを起動し、
メニューから「国債」を選択。

ここから先は、
案内どおり進めば口座開設ができる――
そう思っていました。

ところが、表示されたのは

この通帳ではお取り扱いができません

というメッセージだけ。

本来あるはずの
「国債口座を開設する」「申し込み」といったボタンは、
どこにも表示されていませんでした。

ゆうちょダイレクトでも試したが、結果は同じ

「アプリだけの問題かもしれない」と思い、
今度はパソコンからゆうちょダイレクトにログイン。

国債のページを確認しましたが、
ここでも状況は同じ。

  • 口座開設の案内はある
  • しかし、押せるボタンが存在しない

つまり、
ネット上のどの画面からも、口座開設に進めない状態でした。

「ネット完結のはずでは?」と混乱した理由

公式サイトや案内には、
「ゆうちょ通帳アプリから国債が購入できる」と書かれています。

そのため、

  • 認証アプリは持っている
  • 通帳アプリも使えている
  • 本人確認も済んでいる“つもり”

この状態で先に進めないのは、
正直かなり分かりづらいと感じました。

③ 窓口で判明した“本当の原因”

結局、自力では原因が分からず、
郵便局の窓口で相談することにしました。

窓口でもすぐには分からず、
職員の方が複数人で調べたり、
本部に電話で確認したりする場面もありました。

そして、ようやく分かった原因がこれです。

原因は「取引時確認」が未完了だった

ゆうちょ銀行の通帳に表示される取引時確認【取】の印字例

私の通帳には、
ご利用欄の「確認」に〇は付いていました。

しかし、
「取」 の表示がなかったのです。

この「取」は、
取引時確認が完了している口座であることを示す印字

マネー・ローンダリング防止の法律により、
この取引時確認が未完了の口座では、

  • 国債口座の新規開設
  • 一部のネット取引

が制限されることがあります。

つまり、

国債の口座開設ボタンが出なかった
= 取引時確認が未完了だった

というわけでした。

手続きを終えると、口座開設ボタンが表示された

窓口で本人確認書類を提示し、
取引時確認の手続きを行いました(この手続きは窓口対応が必要でした)

その後、
すぐにゆうちょ通帳アプリを確認すると、
国債の口座開設ボタンが表示されていました。

そこから先の手続きは、
拍子抜けするほど簡単。

審査には1週間ほどかかるようですが、
「ボタンが出ない」という最大の壁は、ここで完全に解消しました。

④ 取引時確認とは何か(【取】の意味)

今回のトラブルの原因だった「取引時確認」。
正直、私自身も今回初めて意識しました

通帳に〇が付いていれば確認済みだと思っていたからです。

取引時確認とは何か

取引時確認とは、
「犯罪による収益の移転防止に関する法律(いわゆるマネロン防止法)」に基づき、
金融機関が行う本人確認手続きのことです。

具体的には、

  • 氏名
  • 住所
  • 生年月日
  • 取引目的

などを、
金融機関が正式に確認・登録する義務があります。

これは、
国債に限らず、銀行取引全体に関わる制度です。

通帳の「確認」と「取」は別物だった

ややこしいのがここです。

私の通帳には、
ご利用欄の「確認」に〇は付いていました

一見すると、
「本人確認は済んでいる口座」に見えます。

しかし実際には、

  • 「確認」:何らかの確認が行われた履歴
  • 「取」:取引時確認が“完了”している口座

という扱いになっていました。

つまり、
〇だけでは不十分で、「取」の印字が必要だったのです。

【取】がないと何が制限されるのか

取引時確認が未完了の口座では、
次のような取引が制限される場合があります。

  • 国債口座の新規開設
  • ゆうちょ通帳アプリ・ゆうちょダイレクトでの一部手続き
  • 高額な送金や取引

今回の私のケースでは、
国債の口座開設自体がブロックされていました

その結果、
「口座開設ボタンが表示されない」という、
かなり分かりづらい状態になっていたわけです。

なぜアプリ上で分からなかったのか

やっかいだったのは、
ゆうちょ通帳アプリでは、取引時確認の完了状況を確認できない点です。

  • エラーメッセージが出るわけでもない
  • 「取引時確認が未完了です」とは表示されない
  • ただ、ボタンが出ないだけ

そのため、

設定ミス?
アプリの不具合?

と、原因が分からず迷ってしまいました。

⑤ このトラブルは誰にでも起こるのか?

結論から言うと、
誰にでも起こるわけではありません。

実際、
ゆうちょ通帳アプリから問題なく国債口座を開設できる人もいます。

私のケースは、
「条件が一つだけ足りなかった」というタイプでした。

全員が窓口対応になるわけではない

今回のように窓口での手続きが必要になるのは、
主に取引時確認が未完了の口座です。

すでに取引時確認が完了している場合は、
アプリ上でそのまま国債口座の開設に進めることもあります。

通帳を作った時期による違い

通帳を作った時期によって、
本人確認の基準が異なる可能性があります。

マネー・ローンダリング防止の規制が強化される前に
口座を開設していた場合、

  • 確認の〇はある
  • しかし【取】がない

という状態になっているケースも考えられます。

通帳なし口座が主流になってきている理由

最近では、
通帳を発行しない「通帳なし口座」が主流になりつつあります。

この場合、
口座開設時にデジタルで本人確認が完了しているため、
最初から取引時確認が済んでいることがほとんどです。

結果として、
今回のようなトラブルが起きにくいと考えられます。

「ネット完結」は間違いではなかった

「ゆうちょ通帳アプリで国債はネット完結」という案内は、
決して間違いではありません。

ただしそれは、

  • 取引時確認が完了している
  • 利用条件を満たしている

という前提があってこそ。

過去に作った口座ほど、この前提に当てはまらない場合がある
――それが、今回の私の実体験でした。

⑥ 同じ状況で困っている人へ

ゆうちょ通帳アプリで
「国債の口座開設ボタンが出ない」場合、
多くのケースで、窓口での取引時確認が必要になります。
まずは次の点を確認してください。

✅ ① 通帳に【取】の印字があるか確認する

まずは、
通帳のご利用欄に「取」の印字があるかを確認します。

  • 「確認」に〇がある → 安心しがち
  • しかし、【取】がなければ取引時確認は未完了の可能性あり

この時点で、
今回のケースに当てはまるかどうかが、ほぼ判断できます。

✅ ② ゆうちょ通帳アプリ・ダイレクト両方で確認する

アプリだけでなく、
ゆうちょダイレクト(PC)でも国債の画面を確認します。

  • 両方で口座開設ボタンが出ない
    設定や操作の問題ではない可能性が高い

この確認をしておくと、
窓口での説明もスムーズです。

✅ ③ 「ネット完結=全員」ではないと知っておく

公式の案内に
「ネット完結」と書かれていても、

  • 口座の状態
  • 取引時確認の有無

によって、
初回だけ窓口対応が必要になるケースがあります。

「自分だけおかしいのでは?」
と不安になる必要はありません。

✅ ④ 取引時確認が未完了なら、窓口対応が近道

取引時確認が未完了だった場合、
郵便局の貯金窓口での手続きが必要です。

  • 本人確認書類を持参
  • 取引目的の確認

この手続きが終われば、
後日、通帳アプリでも制限が解除され、
国債の口座開設に進めるようになります。

✅ ⑤ 口座開設ボタンが出たら、あとは簡単

一番の壁は、
「口座開設ボタンが出ないこと」です。

ボタンさえ表示されれば、

  • 申込手続きはアプリで完結
  • 審査はおおよそ1週間程度

と、拍子抜けするほどスムーズでした。

⑦ よくある質問(FAQ)

Q. ゆうちょ通帳アプリで国債の口座開設ボタンが出ないのは不具合ですか?
A. 多くの場合、不具合ではなく取引時確認が未完了のためです。

Q. 窓口に行けば必ず解決しますか?
A. 本人確認書類を持参し、取引時確認が完了すれば解消するケースがほとんどです。

⑧ 最後に|この記事の結論

今回、私がゆうちょ通帳アプリで国債購入に苦戦した原因は、
通帳の取引時確認が【取】になっていなかったことでした。

アプリや設定の問題ではなく、
取引時確認が未完了の口座では、
国債の口座開設ボタン自体が表示されない仕組みだったのです。

もし、
ゆうちょ通帳アプリで
「国債の口座開設ボタンが出ない」「ネット完結のはずなのに進めない」
と感じている場合は、

まず通帳のご利用欄を確認し、【取】の表示があるかをチェックしてください。

もし【取】になっていなければ、
本人確認書類を持って窓口で手続きを行う必要があります。

一見すると分かりにくいポイントですが、
ここさえクリアすれば、その後の手続きは驚くほどスムーズでした。

同じところで立ち止まっている方の
ムダな時間と不安が、少しでも減れば幸いです。

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