利益確定のタイミング|僕が迷わなくなった“たった1つの指標”「価格帯別出来高」

株の利益確定のタイミングを示すチャートイメージと「僕が迷わなくなったたった1つの指標」のタイトル 株式投資
株の利益確定のタイミングを示すチャートイメージと「僕が迷わなくなったたった1つの指標」のタイトル

利益確定のタイミングって、難しいですよね。

「〇〇%上昇したら売る」
「PERが○倍になるまで」
「配当利回りが○%になるまで」
利益確定の決め方は人それぞれあると思います。

ちなみに僕は、
上昇トレンド・下落トレンド・ボックスレンジなど、
相場の状況によって利益確定に使う指標を使い分けています。

今回はその中でも、
下落トレンドから反発しそうな場面で株を買ったとき、
「いつ利益確定をするか」
について書いてみたいと思います。

あくまでこれは、
僕個人が出口戦略の目安として使っているだけで、
これが正しいとか、誰にでも当てはまる方法というわけではありません💦

ただ、
なんとなくの感覚で利益確定を考えるより、
自分なりの判断基準を持つヒントにはなるはずです。

利益確定のタイミングが分からず、株で勝てなかった頃

今振り返ると、
株を買う前に 「この株はいくらになったら売るか」
という利益確定(出口戦略)を、きちんと決めていなかったことが
思うように成果が出なかった一番の原因でした。

自分なりの明確な利益確定ポイントを持たないまま取引していると、
判断がどうしても感情任せになり、
結果としてトレードが安定しません。

僕が初心者の頃によく陥っていたのが、
いわゆる 「利小損大」のサイクル です。

少し利益が出ると
「早く確保して安心したい」と考えてすぐに売ってしまう。
一方で損失が出ると
「そのうち戻るはず」と考えて、なかなか手放せない。

その結果、
利益は小さく、損失だけが膨らみ、
トータルでは負け越してしまう
という状態が続いていました。

つまり、
せっかく下落トレンドから反発して含み益になっても、
いつ売るのか、どのタイミングで売るのかという明確な判断基準がないと、
株で安定して利益を出すのは難しい
。

そんなことに、
当時の僕は何度も失敗を重ねる中で気づいたのです。

利益確定のタイミングに悩んだ末、たどり着いた「価格帯別出来高」

初心者の頃の僕は、とにかく「握力」が弱かったのです。
せっかくいいタイミングでリバウンドを拾えても、含み益が数千円出ただけで
「ここで確定しないと、また下がるかもしれない」
とビクビクして、すぐに手放していました。

結果として、
待っていればもっと伸びたはずの利益は取り逃がし、
一方で損切りだけはズルズルと遅れる——。

そんな噛み合わないトレードを繰り返した末に、ようやくたどり着いたのが
「価格帯別出来高」という指標でした。

価格帯別出来高とは?

任天堂の価格帯別出来高のチャート画像

価格帯別出来高とは、チャートの横軸(時間)ではなく、
縦軸(価格)に対して「どの価格帯でどれだけの売買が成立したか」を
横棒グラフで表したものです。

通常の出来高が「いつ」取引が盛り上がったかを示すのに対し、
価格帯別出来高は、
「いくらで」投資家たちの注文が激しくぶつかったのかを可視化してくれます。

「壁」が見えるから、迷わなくなる

なぜこの指標で、僕の握力は強くなったのか。
それは、相場に存在する「壁」がはっきりと見えるようになったからです。

下落トレンドからの反発を狙うとき、
一番怖いのは「どこで戻り売りに押されるか分からない」ことですよね。

価格帯別出来高を見ると、こんな違いが見えてきます。

  • 棒グラフが長い価格帯
     → そこで売買した人が多い
     → 戻ってきたら売りたい人が多い「抵抗帯」
  • 棒グラフが短い価格帯
     → 取引した人が少ない
     → 売り圧力が弱く、上に抜けやすい「真空地帯」

僕の気づき

「次の大きな壁(出来高が多い価格帯)までは、まだ距離があるな」

そう判断できるようになってから、
小さな上下動にビビって利益確定することはなくなりました。

闇雲に
「1万円儲かったら売る」
ではなく、

「次の壁にぶつかるまではホールドしよう」
という論理的な根拠が、僕に本物の握力を与えてくれました。

価格帯別出来高は、証券会社の取引ツールで確認できます。
楽天証券の「マーケットスピードⅡ」でも表示可能です。

マーケットスピードⅡが使える楽天証券をチェック

価格帯別出来高を利益確定に使う場合に最適な投資スタイルは?

 価格帯別出来高を、利益確定の判断に使う場合に最適な投資スタイルは、
長めのスイングトレード(数週間〜3カ月程度)だと考えています。

僕自身、価格帯別出来高は
日経225のような大型株で使うことがほとんどです。

理由はシンプルで、
日々の多少の値動きに振り回されず、
利益を伸ばしやすいからです。

なぜスイングトレードに最適なのか?

①テクニカル指標との併用が容易
25日移動平均線などのトレンド指標と組み合わせることで、「トレンドは継続しているが、目の前に大きな壁(出来高の山)があるから一度利確する」という冷静な判断が可能になります。

②「しこり玉」の解消を狙える
スイングトレードでは、上昇トレンドにおける「戻り待ちの売り」がどこで出るかを予測することが重要です。数ヶ月単位の価格帯別出来高を見ることで、利確すべき「現実的な上値メド」を特定できます。 

③資金効率の最大化
出来高が少ない「真空地帯」で保有し、次の「厚い壁」の手前で利確して次の銘柄へ移るという、回転効率を重視するスタイルと合致します。

投資スタイル別の適性

投資スタイル適性理由
デイトレード△1日の値動きでは十分な「価格帯の厚み」が形成されにくく、板情報の方が重要
スイングトレード◎数ヶ月の「壁」を意識し、反転前に逃げる戦略に最も適している
長期投資△数年単位では企業成長が優先され、過去の価格帯の壁は突破されやすい

まとめ

今回は、下落トレンドの反発を狙った投資における利益確定のタイミングとして、
僕自身が目安にしている価格帯別出来高について書きました。

これが特別な正解だとか、
誰にでも通用する方法だとは思っていません。

ただ、
「どこで売るか」を考える1つの根拠を持てたことで、
僕は自分の“握力の弱さ”をかなり克服できました。

利益確定が難しい、
いつ売ればいいのか迷ってしまう――
そんな人は、価格帯別出来高を
出口戦略を考えるための目安の1つとして
取り入れてみるのもアリだと思います。

スポンサーリンク

コメント