
2025年もいよいよ後半戦に突入。
新NISAを始めたものの、「どんな銘柄を選べばいいのか分からず迷っている…」そんな方も多いのではないでしょうか?
とくに注目されているのが「高配当の銀行株」。
日銀の利上げによって銀行の業績が回復傾向にある今、配当利回りが3〜4%台の魅力的な銘柄がそろってきています。さらに、新NISAでは配当も非課税になるため、銀行株は“非課税で安定収益を狙える”絶好の選択肢になり得るのです。
本記事では、2025年後半の相場をふまえたうえで、高配当×銀行株×新NISAの観点から厳選した3つの注目銘柄を紹介します。
「そろそろ次の一手を打ちたい」――そんなあなたに向けて、わかりやすく解説していきます📘
✅ 2025年後半、なぜ銀行株が注目されるのか?

📌 利上げで“銀行の本業”が強くなる
日銀が長らく続けていたマイナス金利政策を転換し、2025年1月には政策金利を+0.5%へと引き上げました。これは銀行業界にとって朗報。なぜなら、銀行の利益の源泉は「預金で集めたお金を貸し出して得る利ざや」だからです。
これまでの低金利環境では、銀行が預金者に払う金利と貸し出す際に受け取る金利の差(利ざや)が縮小し、銀行の収益力は長期的に低迷していました。しかし、2025年の利上げにより貸出金利が上昇し、銀行の稼ぐ力が回復しつつあります。
💸 高配当利回りで“インカム狙い”がしやすい
三菱UFJ、みずほ、福岡銀行などの銀行株は、配当利回りが3〜4%以上と市場平均を大きく上回る水準を維持しています。また、配当性向(利益に対して配当として支払う割合)が比較的抑えられており、財務も安定しているため、無理な高配当ではなく持続可能な配当を維持しています。
さらに今は、新NISAで得た配当も非課税対象となるため、配当目的の投資先として銀行株に妙味が出ているのです。
🧩 インフレ・為替・財政不安…「不確実な時代」に向く業種
2025年の日本は、円安傾向と物価上昇がじわじわと続いています。こうしたインフレ局面では、預金や債券だけに頼る資産運用では“資産が目減りするリスク”も。
そこで、業績が金利上昇と連動しやすい銀行株は、時流に合った選択肢といえます。しかもディフェンシブ要素もあるため、ポートフォリオ全体の“安定枠”として組み込みやすいのも魅力です。
📈 銀行株指数が“長期下降トレンド”を脱却中
銀行株の動向を示す「※TOPIX-17銀行業指数」も、2025年前半に2006年以来の高値を突破しました。テクニカル分析の観点からも、長期的な下降トレンドの終わりが見え始めており、今後は株価の上昇によるキャピタルゲイン(値上がり益)も期待できる状況です。
※「TOPIX-17銀行業指数」とは、銀行セクターの株価動向を表す代表的な株価指数のひとつです。
このように、「利上げ」「高配当」「相場の不確実性への耐性」といった要素がそろって、いま銀行株が注目されているのは決して偶然ではないんです。
✅ 新NISAに最適!高配当銀行株3選【2025年後半版】

① 三菱UFJ|2025年注目の高配当銀行株
配当利回り(予想):約3.6%|累進配当方針|時価総額トップのメガバンク
日本最大級の金融グループ。2025年3月期には純利益1.4兆円超を達成し、配当は年間64円から70円へ増配予定。金利上昇や海外事業の好調を受け、今後も安定した成長が期待されます。
注目ポイント
- 累進配当(利益が増えれば配当も増やす方針)を掲げており、減配の可能性が低いと考えられます。
- 海外比率が高く、グローバルな金利上昇の恩恵も受けやすい
- 「とりあえず1銘柄持つなら」という安定感あり

② 福岡銀行|2025年後半に狙いたい銀行株
配当利回り(予想):約4.3%|連続増配中|地域密着型の成長地銀
九州エリア最大級の地銀グループ。コロナ禍後も一貫して業績回復を続け、ROE・自己資本比率も良好。毎年着実に増配を続ける姿勢が、配当投資家に高く評価されています。
注目ポイント
- 10年以上にわたる連続増配で“信頼感”あり
- 財務体質が健全で、利上げ局面に強い
- 地銀の優等生銘柄
📌 NISAと相性◎の“安定高配当地銀”として注目
③ あおぞら銀行|配当頻度と独自性で差別化する銀行株【2025年後半】
配当利回り(予想):約4%|四半期配当制|独自路線の特化型バンク
法人融資や不動産金融に強みを持ち、ネット銀行やデジタル戦略にも注力。業績は若干ブレがあるものの、年4回配当制を維持している珍しい銀行株です。
注目ポイント
- 年4回の定期的な配当でキャッシュフロー重視派に◎
- 特化領域のユニークさで、大手と差別化
- 安定感よりは“面白さ・構成バランス”で持つ銘柄
📌 ポートフォリオに“リズムの違う一枠”としておすすめ
関連記事:国債×新NISA(日本株)で盤石の守り『最強布陣にお・ま・か・せ!(笑)
✅ 3銘柄の比較とNISA向けポートフォリオの組み方
🧩 セクター分散で“銀行株内のバランス”を取る
銀行株とひとくくりにしても、事業構造や株価の動き方は銘柄によって大きく異なります。以下の3銘柄は、それぞれ異なる視点と強みを持っています。
銘柄 | カテゴリー | 業績安定性 | 配当頻度 | ポイント |
---|---|---|---|---|
三菱UFJ(8306) | メガバンク | ◎ | 年2回 | 累進配当・海外展開 |
福岡FG(8354) | 地銀 | ◎ | 年2回 | 連続増配・地域密着 |
あおぞら銀行(8304) | 特化型中堅 | △ | 年4回 | 配当頻度重視・法人強み |
このようにタイプが異なる銘柄を組み合わせることで、同じ銀行セクターの中でもリスク分散が可能になります。
💸 配当頻度で“受け取りリズム”も分ける
このように配当タイミングを分けておくことで、年中安定的にインカムが入りやすいという副次的なメリットも得られます。NISA口座で非課税なら、複数回の分配はより効果的です。
- 三菱UFJ/福岡銀行:年2回配当(権利確定月:3月・9月/受取時期:6月・12月)
- あおぞら銀行:年4回配当(3・6・9・12月に配当あり)
🧠 筆者がこの3銘柄を選んだ理由
- ✅ 高配当であること(NISAの非課税メリットを活かす)
- ✅ 金利上昇局面で業績改善が期待されること
- ✅ 配当の持続性と減配リスクの低さ(財務健全性)
- ✅ セクター内での分散が可能なバランス
まとめ|2025年後半、新NISAで高配当を狙うなら銀行株が熱い
金利が動き、相場が揺れる今――
その中でも堅実な配当と安定したビジネスモデルを持つ銀行株は、新NISAと非常に相性の良い投資先といえます。
2025年の利上げを追い風に、銀行の収益環境は改善されており、それが高水準の配当として投資家に還元され始めています。
しかも新NISAなら、これらの配当が“まるごと非課税”で受け取れるという強力なメリット付き。
本記事で紹介した3銘柄は、それぞれに異なる強みを持ち、銀行株の中でもバランスよく分散投資できる構成です。
ぜひご自身の投資方針にあった1銘柄—or 3銘柄すべて!—をポートフォリオに組み入れてみてはいかがでしょうか。
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