
メジャーSQの日。
ニュースでこんな言葉を見たことありませんか?👀
「今回は“幻のSQ”となりました」
でもチャートを見ると…
「え?そんなに特別な動き?」
と首をかしげたくなることも🤔
幻のSQは、派手な暴落や急騰ではありません。
むしろ、
👉 「相場の空気感」を読むためのサイン
として使われる言葉です。
この記事では、
- 幻のSQとは何か
- なぜ“幻”と呼ばれるのか
- 実戦ではどう見ればいいのか
を、初心者向けに整理して解説します。
💡 幻のSQとは?
算出されたSQ値に、日経平均株価がその日一度も届かなかったケース
これを一般に「幻のSQ」と呼びます。
つまり👇
- SQ値(数字)は出た
- でも相場(実体)はその価格まで上がらなかった(あるいは下がらなかった)
👉 数字だけが存在し、実体がなかった
だから“幻”なんですね。
なぜそんなことが起こるのか?
理由はシンプルです。
SQ値は👇
- 日経225銘柄の
- 寄り付き価格
から機械的に算出されます。
一方、その後の相場は
- 海外市場
- 為替
- 投資家心理
で普通に動く。
👉 SQ値と相場は、必ず一致するとは限らない
これが前提です。
タッチ派と終値派の違い⚔️
幻のSQには、
実は2つの考え方があります。
① タッチ派(伝統的)
- SQ値に
一度でも触れたかどうか - 触れなければ「幻のSQ」
📌 特徴
・分かりやすい
・でも、その後大きく崩れても“幻扱いにならない”欠点あり
② 終値派(実務的)
- 終値でSQ値を超えたか/下回ったか
- 終値重視で強弱を判断
📌 特徴
・相場の実感に近い
・機関投資家はこちらを意識することが多い
幻のSQは強気?弱気?
よくある誤解ですが👇
❌ 幻のSQ=必ず下落
ではありません。
ただし、ヒントにはなります。
目安として👇
- SQ値より上で終値
→ 市場は強め - SQ値より下で終値
→ 市場は慎重・弱め
これはあくまで
👉 アノマリー(経験則)
絶対ではありません。
初心者が気をつけたいポイント⚠️
幻のSQでやりがちな失敗は👇
- 「幻=操作されてる」と決めつける
- 1日だけで相場の流れを判断
- 無理に売買する
SQは
相場の“答え”ではなく“ヒント”。
それ以上でも以下でもありません。
魔の水曜日・板の歪みとの関係
ここで整理します👇
- 魔の水曜日
→ ポジション調整が集中 - 板の歪み
→ 寄り付き前の異常気配 - 幻のSQ
→ SQ値と相場のズレ
これらはすべて、同じ「SQの仕組み」から生まれる兄弟のような現象です。
👉[メジャーSQに起こる3つの現象まとめはこちら]
まとめ
幻のSQは、
- 不吉なサイン
- 暴落予告
- 特別な事件
ではありません。
SQという制度が生む、価格と心理のズレ
それを名前で呼んでいるだけです。
重要なのは👇
- 数字に振り回されない
- 1日で判断しない
- 仕組みを理解して冷静に見る
これができれば、
SQ週は“怖い週”ではなく
「相場を読む材料が多い週」になります。
▶ 魔の水曜日の解説はこちら
▶ SQ週の板がおかしい理由はこちら


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