
2026年相場、
「何を買っても正解に見えない」と感じていませんか?
でも実は――
2026年は“銘柄選び”より“セクター選び”で結果が決まる相場です。
金利は動き、防衛費は積み上がり、
相場は一方向に上がるほど単純ではありません。
こうした環境で重要になるのは、
当てにいく投資ではなく、
数字で裏付けられた「負けにくい場所」に資金を置くこと。
この記事では、
金利と防衛という2026年の大きな軸を踏まえつつ、
業績・キャッシュフローなど客観的な数字をもとに、
注目すべき5つのセクターを厳選しました。
各セクターごとに、
ポートフォリオに外せない銘柄もあわせて紹介します。
「相場を当てる自信はないけど、
大きく負けるのは避けたい」
そんな人のための、
2026年版・実践的セクター戦略です。
※ 2026年相場で「値動きを取りにいく戦略」を知りたい方は
👉 ボラティリティ重視の攻めのセクター戦略もあわせてどうぞ
2026年相場は「銘柄選び」より「セクター選び」が重要な理由
2026年相場は、
「この株が上がるはず」と一点狙いをするほど、
ブレやすく、読みづらい相場です。
金利は上がったり下がったり、
インフレは落ち着いたと思ったら再燃し、
地政学リスクも常に意識せざるを得ない。
つまり――
相場の前提が、コロコロ変わる。
こうした環境では、
個別銘柄の材料よりも先に、
「どの分野に資金が集まりやすいか」
を見極めるほうが、
結果的にリスクを抑えやすくなります。
なぜ銘柄選びが難しくなるのか
2026年は、
一部のテーマ株が一気に上がる一方で、
同じテーマ内でも明暗がはっきり分かれる年です。
- 期待だけで買われた銘柄は失速
- 数字が伴わない企業は置いていかれる
- 決算1回で評価が一変することも珍しくない
👉
「当たれば大きい」けど、
外したときのダメージも大きい。
これが、2026年相場の難しさです。
セクター選びは「外しにくい」
一方で、セクターには特徴があります。
- 金利が動けば、金融セクター全体が反応する
- 国策が動けば、防衛・インフラ関連に資金が向かう
- 景気が鈍れば、内需ディフェンシブが支えになる
つまり、
1社ではなく“まとまり”として動く。
「数字で選ぶ」とは?2026年に見るべき3つの指標
「数字で選ぶ」と聞くと、
難しい財務分析を想像するかもしれません。
でも、この記事で使う数字は、
プロ向けの細かい指標ではありません。
2026年相場で見るべきなのは、
たった3つのシンプルな数字だけです。
① 業績が“数字で続いている”か
まず一番大事なのは、
業績が一時的ではなく、続いているか。
- 売上が数年単位で伸びている
- 利益が安定して出ている
- 一発屋ではない
2026年相場では、
「来期は良くなりそう」という期待より、
すでに数字が出ている企業が評価されやすくなります。
👉
“将来の夢”より
“今の実力”。
② キャッシュフローは安定しているか
次に見るのが、
キャッシュフロー(お金の流れ)。
いくら利益が出ていても、
- お金が回っていない
- 借金に頼っている
こうした企業は、
金利や景気の変化に弱い。
特に2026年は、
金利が意識され続ける相場。
だからこそ、
- 営業キャッシュフローが安定
- 本業でしっかり稼げている
この条件は外せません。
③ 金利・物価に耐えられる財務か
最後は、
財務の余裕。
- 自己資本比率
- 有利子負債の水準
- 利払いに無理がないか
ここを見る理由はシンプル。
相場が荒れても、
簡単に倒れない企業を選ぶため
2026年は、
「想定外」が起きてもおかしくない年。
だからこそ、
耐久力のある企業が集まるセクターが強くなります。
数字は「当てるため」ではなく「守るため」
この記事で数字を見る目的は、
- 爆益を狙う
- 相場を言い当てる
ためではありません。
大きく負けないため
これが一番の目的です。
数字は嘘をつきません。
そして、
数字が強い企業が集まる場所=強いセクター。
【2026年注目】数字で選ぶ5つのセクター一覧
ここからは、
2026年相場で注目すべきセクターを具体的に見ていきます。
選定基準はシンプル。
- 金利や国策といった「環境変化」と相性がいい
- 業績・キャッシュフローに数字の裏付けがある
- 相場が荒れても、資金が逃げにくい
この条件を満たした、
2026年に外せない5セクターがこちらです。

※ この配分は「正解」を示すものではなく、
2026年相場で極端な偏りを避けるための一例です。
① 金融(銀行・保険)セクター
― 金利環境が最大の追い風
金利が意識される相場で、
真っ先に反応するのが金融セクター。
- 利ざやの改善
- ROEの上昇
- 安定した配当
といった形で、
業績に数字の変化が出やすいのが特徴です。
👉 2026年ポートフォリオの「土台」
注目銘柄
銘柄① 三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)
― 金利上昇の恩恵を最も受けやすい“王道中の王道”
選定理由(数字軸)
- 国内最大級の貸出残高
- 金利上昇=利ざや改善が最速で出る
- ROE改善が分かりやすく、海外投資家の視線も集まりやすい
- 配当も安定(増配余地あり)
👉
金利をテーマに金融を入れるなら、
まず外せない中核銘柄。
役割
- ポートフォリオの軸
- 金利テーマの代表選手
銘柄② MS&ADインシュアランスグループ(8725)
― 安定収益×配当で“負けにくい”金融
選定理由(数字軸)
- 保険料収入が安定
- 運用利回りは金利上昇がプラスに働く
- キャッシュフローが読みやすい
- 配当志向が強く、長期保有向き
👉
銀行ほど値動きは激しくないが、
相場が荒れても崩れにくい。
役割
- 守り寄りの金融
- 配当+安定性枠
なぜこの2銘柄?
- 銀行(攻め)+保険(守り)
- 金利上昇の恩恵を「違う形」で取れる
- 値動き・収益構造が被らない
👉
金融セクターを
1銘柄に賭けない構成が作れる。
防衛(防衛装備・安全保障)セクター
― 国策と予算で「数字が読める」
防衛は、
思惑ではなく「予算」で動く数少ないセクター。
- 防衛関連予算は複数年で増額が前提
- 装備更新・弾薬・システムは継続案件
- 受注残・契約額として数字に残る
相場が荒れても、
国策テーマは資金が抜けにくいのが特徴。
👉 2026年も外せない国策セクター
注目銘柄
銘柄① 三菱重工業(7011)
― 防衛・安全保障の“中核”を担う王道銘柄
選定理由(数字軸)
- 防衛装備・宇宙・航空を一気通貫で担う
- 防衛関連の受注残が継続的に積み上がる
- 国策テーマとして政策変更の影響を受けにくい
- 単発ではなく複数年契約が多い
👉
防衛をテーマにするなら、
まず外せない象徴的存在。
役割
- 防衛セクターの軸
- 国策テーマの代表銘柄
銘柄② NEC(6701)
― 装備×システムで“安定性”を担う防衛株
選定理由(数字軸)
- 防衛通信・指揮管制システムを担う中核企業
- サイバー・情報インフラ需要と重なる
- システム・保守型で収益が途切れにくい
- 防衛×DXという複合テーマ
👉
装備メーカーより値動きが穏やかで、
中長期で持ちやすい防衛銘柄。
役割
- 防衛セクターの安定枠
- 相場が荒れても崩れにくい
なぜこの2銘柄?
- 三菱重工:装備・ハードの主役
- NEC:システム・ソフトの要
👉 防衛の中でも収益構造が被らない
👉 単発テーマで終わらない
③ エネルギー(電力・資源・エネルギー関連)セクター
― 需給と配当の安定感
地政学リスクや為替の影響はあっても、
需要そのものは消えないのがエネルギー。
- 利益率
- 燃料費調整
- 配当利回り
数字で見ると、
「守り」としての強さが際立ちます。
👉 配当・需給の数字が評価されやすく、年末に資金が入りやすいセクター
注目銘柄
銘柄① INPEX(1605)
― 資源価格×安定CFの王道エネルギー
選定理由(数字軸)
- 原油・ガス開発の主力
- 資源価格に連動しやすくキャッシュフローが太い
- 国策色が強く、事業の継続性が高い
- 配当余力があり、株主還元が読みやすい
👉
インフレ局面・地政学リスク下で
資金が集まりやすい代表格。
役割
- インフレ耐性枠
- エネルギーセクターの中核
銘柄② 関西電力(または電力大手)
― 需要が消えない“生活インフラ”
選定理由(数字軸)
- 電力需要は景気に左右されにくい
- 規制産業で収益が急変しにくい
- 値上げ転嫁が進めば利益改善余地あり
- キャッシュフローの安定性
👉
値動きは地味でも、
相場の荒波を吸収する役割。
役割
- ポートフォリオの下支え
- ディフェンシブ枠
なぜこの2銘柄?
- INPEX:資源・価格連動(攻め)
- 電力大手:生活インフラ(守り)
👉 同じエネルギーでも
👉 値動き・収益構造が真逆
2026年相場で
どちらか一方に偏らない配置ができる。
④ インフラ・建設(建設・設備・素材)
― 更新需要は止まらない
インフラは、
老朽化という“逃げられない問題”を抱える分野。
- 更新・再整備は先送り不可
- 公共投資は景気対策として使われやすい
- 受注残が積み上がる業種
短期テーマではなく、
中期で効いてくる安定セクター。
👉 防衛・エネルギーと相性◎
注目銘柄
銘柄① 大成建設(1801)
― 公共投資×受注残で数字が読める王道
選定理由(数字軸)
- 大型インフラ・公共工事の実績が豊富
- 老朽化対策・防災投資の恩恵を受けやすい
- 受注残が業績の先行指標として機能
- 国策・景気対策の影響を受けやすい
👉
短期テーマではなく、
中期で効いてくるインフラの中核。
役割
- インフラ・建設セクターの軸
- 国策・公共投資枠
銘柄② クボタ(6326)
― 設備・インフラ更新の“実利”を担う安定株
※建設に寄りすぎない分、
持ちやすさ重視の選定。
選定理由(数字軸)
- 水インフラ・農業機械など社会基盤に直結
- 更新・メンテナンス需要が継続
- 海外比率が高く、収益源が分散
- キャッシュフローが安定
👉
派手さはないが、
相場が荒れても崩れにくい。
役割
インフラ更新需要の受け皿
安定枠・分散効果
なぜこの2銘柄?
- 大成建設:公共投資・受注残型
- クボタ:更新・設備・海外分散型
👉 同じインフラでも
👉 収益の出方が違う
2026年相場では、
「工事」+「更新」の両輪が効いてくる。
⑤ 内需ディフェンシブ(食品・日用品・通信)
― 最後に残る「逃げ場」
相場が不安定になるほど、
業績・配当が崩れにくく、調整局面で資金が戻りやすい
- 生活必需品は需要が落ちにくい
- 利益・配当が安定
- 値動きが比較的穏やか
2026年相場で
守りを効かせるための保険枠。
👉 ポートフォリオのバランサー
注目銘柄
銘柄① 花王(4452)
― 生活必需品の王道、数字が崩れにくい
選定理由(数字軸)
- 日用品・生活必需品が主力
- 景気に左右されにくい安定需要
- ブランド力があり値上げ転嫁が可能
- キャッシュフローが読みやすい
👉
相場が荒れても、
最終的に資金が戻りやすい代表格。
役割
- 内需ディフェンシブの軸
- 防御力重視枠
銘柄② NTT(9432)
― 通信インフラという“動かない需要”
選定理由(数字軸)
- 通信は生活インフラ
- 解約率が低く収益が安定
- 配当性向が高く、長期保有向き
- 金利上昇局面でも業績ブレが小さい
👉
派手さはないが、
ポートフォリオの安定装置。
役割
相場調整時の受け皿
配当・安定性枠
なぜこの2銘柄?
- 花王:生活必需品(消費)
- NTT:通信インフラ(サービス)
👉 同じ内需でも
👉 需要の質が違う
2026年相場で
“最後に持っていたい2銘柄”。
それでも「もう一段、リターンを狙いたい人へ」
ここまで紹介したのは、
2026年相場で「大きく負けない」ための土台です。
相場には、
数字の変化だけで株価が一気に動く局面もあります。
そのボラティリティを“味方につける”考え方をまとめたのが、
こちらの記事です。
結論|2026年相場は「当てない人」が勝ち残る
2026年相場で大切なのは、
派手なテーマに賭けることではありません。
金利・国策・生活インフラ。
この3つは、相場環境が変わっても消えにくい。
- 金利上昇の恩恵を受ける「金融」
- 予算で支えられる「防衛・インフラ」
- 相場が荒れても需要が残る「エネルギー・内需」
これらを分散して持つことが、
結果的に「負けにくい」ポートフォリオになります。
相場は当てなくていい。
崩れにくい配置を作る。
それが、
2026年相場で「資産を減らさない人」が選ぶ、一番シンプルな戦略です。

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