半導体株は予測通りに動いたか?2025年7月公開「復活シナリオ」の答え合わせ|レーザーテック(6920)で検証

2025年後半の半導体株の振り返りをテーマにしたブログトップ画像。株価チャート、半導体チップ、 magnifying glassで株価上昇を確認するイメージ、ペンとノート、時計を配置し、投資分析や買い時検討の雰囲気を表現。 株式投資
2025年後半の半導体株の振り返りをテーマにしたブログトップ画像。株価チャート、半導体チップ、 magnifying glassで株価上昇を確認するイメージ、ペンとノート、時計を配置し、投資分析や買い時検討の雰囲気を表現。

2025年の夏、半導体株はすでに一度大きく売られたあとで、
相場の空気は少しだけ落ち着き始めていました。

その頃に書いたのが、
「2025年後半は半導体株が復活する可能性がある」という内容の記事です。

当時は、
ここが大底だと言い切れるほどの確信はありませんでした。
それでも、
「これ以上の悲観は出にくい」
──そんな感覚は、はっきりとあったと思います。

この記事では、
その2025年7月に書いた過去記事をあらためて読み返しながら、
あの時の考え方が、その後の相場でどこまで通用したのかを整理していきます。

予想の答え合わせというより、
「当時、何を見て、どう構えていたのか」を振り返るための記録です。

①|2025年7月、当時の記事では何を書いていたか

まず、2025年7月に公開した記事の中で、
半導体株の状況について、次のように書いていました。

株価にも底打ち感が出始めた

2024年後半の急落を経て、2025年現在の半導体株は過熱感が薄れた適正水準に。
一部銘柄では25日移動平均線や200日線を上回る動きが見られ、
チャート的にも「底打ち→上昇トレンド入り」の兆しが出てきています。

投資家心理もやや改善し、
「もう1回、半導体株で勝負するか…」と考える人が増えてきた印象です。

ここで書いている通り、
2025年7月の時点で、すでに「悲観一色」ではなかった

一方で、当時の記事では
「ここが大底だ」「今すぐ全力で買うべきだ」
とは書いていません。

むしろ、

  • 兆しは見えてきた
  • ただし、仕込みどころはもう少し先になる可能性がある

という、かなり慎重な構え方をしていたと思います。

②|夏枯れ相場で拾って年末高を狙う戦略(アノマリー)

2025年7月に公開した記事では、
売買タイミングについて、次のように書いていました。

「株って、いつ買えばいいの?」

初心者からベテランまで、永遠のテーマかもしれません。
そんな中、個人投資家の間で昔から語り継がれているのが──

夏に仕込んで、年末に売れ。

いわゆる「夏枯れ相場を利用した年末高狙いの戦略」です。

当時は、
7月の時点で半導体株に復活の兆しを感じつつも、
株価水準としてはすでに一度戻しており、
「ここから飛びつくのは少し違う」と感じていた。

そして実際に、8月に入ってから相場は軟化し、
半導体株ももう一度、値を下げる展開になった。

その時は正直、
「あ、これはかなり仕込みやすいところが来たな」
と自分でも感じていました。

完璧な底を当てたわけではないし、
すべてが思惑通りだったとも言えない。
それでも、
「夏枯れで一度下がる可能性がある」
「そこで拾える余地がある」
という考え方自体は、現実の値動きと噛み合っていたと思います。

このあたりは、結果論というより、
相場の癖を前提に構えていたかどうかの差でした。

③|実際にどう動いた?レーザーテック(6920)の株価で検証してみる

では、この「夏に仕込んで、年末に売れ」という戦略は、
2025年の相場で本当に通用したのか。

半導体関連の代表例として、レーザーテック(6920)の株価推移を見てみる。

① 夏枯れ相場での下落局面(7月〜8月)

レーザーテックは、
7月中旬には 19,000円台 をつけていたが、
その後じわじわと下落。

7月下旬から8月にかけては、

  • 7/25:16,450円
  • 7/31:15,520円
  • 8/1:14,620円
  • 8/8:14,455円
  • 8/12:15,485円

と、明確に一段下のレンジへ切り下がった

8月に入ってからの値動きを見たとき、
正直なところ、

「あ、本当に下落してきたな。
これはかなり仕込みやすい水準が来た」

と、自分でも感じたのを覚えています。

もちろん、底値をピタリと当てたわけではありません。
ただ、高値圏で追いかける局面ではなかったことは、
数字を見てもはっきりしています。

② 秋以降の回復とトレンド転換(9月〜10月)

9月に入ると、
株価は 16,000円台 → 20,000円台 へと回復。

  • 9/22:21,195円
  • 9/25:21,530円
  • 10/7:20,370円

夏枯れで投げられたポジションが整理され、
トレンドが下から上へ切り替わったタイミングだったと思います。

ここで重要なのは、
「8月の安値圏で買っていた場合、
すでに含み益ゾーンに入っている」という点です。

③ 年末にかけての上昇(12月)

そして12月。

  • 12/10:31,520円
  • 12/12:31,080円
  • 12/30:29,645円

年初来高値は 33,330円(12/9)
8月の14,000円台と比べると、
ほぼ2倍近い水準まで上昇している。

「夏に仕込んで、年末に売れ」という言葉は、
決して魔法の公式ではない。

それでもこの年のレーザーテックを見る限り、

  • 夏枯れで一度しっかり下がり
  • 秋にかけてトレンドが反転し
  • 年末にかけて評価が戻る

という典型的な値動きを描いていたのは事実だ。

④|振り返って分かったこと

正直に言うと、
年末に33,000円台まで戻したのは、かなり驚いた。

夏枯れ相場で一度下がり、
そこから年末に向けて持ち直す──
大きな流れとしては、結果的に想定していた形にはなりました。

ただし、
ここまでの戻りを想定していたかと言われると、答えはNOです。

特に、
高市政権誕生によって日本株全体が底上げされた点は、
当時の記事を執筆していた段階では、まったく考慮していません。

あの記事で見ていたのは、

・半導体株が一度大きく売られたあとだったこと
・底打ち感が出てきた時期だったこと
・夏場にかけて調整が入りやすい季節性

あくまで、
相場の循環と過去のパターンだけでした。

結果としては、
政策期待という想定外の追い風が吹き、
日本株全体の地合いが想像以上に改善した。

だからこそ、
今回の値動きを「読み切っていた」と言うつもりはありません。

たまたま、
自分が想定していたシナリオに、
あとから強い材料が重なった──
それに近い感覚です。

相場は、
こうして後講釈でいくらでも説明できてしまう世界です。

だから意識しているのは、
「当たったかどうか」よりも、
当時、何を根拠に、どう構えていたか

今回の振り返りも、
正解探しではなく、
その思考プロセスを記録しておくためのものです。

⑤|まとめ

今回あらためて振り返ってみて、
2025年7月時点の見立ては、大きく外れてはいなかったと感じています。

ただし、年末に33,000円台まで戻すほどの展開は、
正直なところ想定していなかったということ。

高市政権誕生による政策期待という要因は、
当時の記事ではまったく織り込んでいない。

それでも、
「どこで強気になり、どこで慎重になろうとしていたのか」
その思考の置き方自体は、
あの時の自分なりに妥当だったと思っています。

相場は、結果だけ見ればいくらでも説明ができる。
だからこそ、
こうして“途中の考え方”を残しておくことに意味があると思います。

この記事は、
当たり外れを語るためのものではなく、
あの時、自分がどう相場と向き合っていたかを記録するためのものです。

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