どうも、割安株大好きsnowです。
株式投資に興味を持ち始めた人にとって、初めて聞く「バリュー株投資」という言葉は、とっつきにくいものかもしれません。しかし、バリュー株投資は、割安な株を探して長期的な保有をすることで、資産を増やすことを目的とした投資方法です。
本記事では、バリュー株投資の基本的な考え方や、割安株を見つけるための方法、成功法則について解説していきます。初心者の方でもわかりやすいように説明していくので、ぜひ最後までご覧ください。
【バリュー株とは何か?】
バリュー株とは、企業の実質的な価値(企業価値)が株価よりも低い株式のことを指します。つまり、割安な株ということです。バリュー株投資家は、株価が実質的な価値に比べて安いと考える株式を購入することで、将来的なリターンを得ることを目指します。
バリュー株は、配当や株主優待などのインカムゲイン(配当益)を狙う投資スタイルに適しています。
また、景気回復期にはグロース株が強くなりやすく、景気後退期にはバリュー株が強くなりやすい傾向があります。
【バリュー株投資のメリットとデメリット】
バリュー株投資には、以下のようなメリットがあります。
- 配当利回りが高い:バリュー株は、配当や株主優待などのインカムゲイン(配当益)を狙う投資スタイルに適しています。配当利回りは、配当金を株価で割ったもので、高いほど配当金が多いということです。配当利回りが高い銘柄は、長期的に安定した収入源となります。
- 値動きが小さい:バリュー株は、値動きが小さいため、リスクも低いと言えます。市場の変動に左右されにくく、安心して保有できます。
- 長期間安定的に保有できる:バリュー株は、長期間安定的に保有できるというメリットがあります。バリュー株は、本来の企業価値よりも割安な状態で購入し、その後、本来の企業価値と釣り合う株価に向けて上昇するとリターンを得られます。このプロセスには時間がかかることもありますが、長期的な視点で投資すれば、大きな利益を得ることができます。
一方で、バリュー株投資には以下のようなデメリットがあります。
- 売り時が難しい:バリュー株のデメリットは、売り時が難しいことです。バリュー株は、値動きが小さいため、売買のタイミングを見極めるのが難しいです。また、本来の企業価値まで株価が戻るかどうかは分からないため、売り遅れて利益を逃す可能性もあります。
- 塩漬け株になる可能性がある:バリュー株のデメリットは、塩漬け株になる可能性があることです。塩漬け株とは、購入した後に株価が下落し続けて損失が拡大するものの、売却せずに保有し続けることで資金を圧迫する銘柄のことです。バリュー株は割安だからと言って必ずしも上昇するとは限らないため、塩漬け株になる危険性もあります。
- 市場の状況や景気の動向によって優位性が変わる:バリュー株のデメリットは、市場の状況や景気の動向によって優位性が変わることです。一般的には、景気回復期には成長株(グロース株)が強くなりやすく、景気後退期には割安株(バリュー株)が強い傾向があります。
【割安株を見つける方法】
バリュー株投資を行うためには、まず割安な株を見つけることが重要です。割安な株を見つけるためには、以下のような方法でスクリーニングにかけると良いでしょう。
- PER・PBRの指標を活用する:PERやPBRなどの指標を使って、企業の利益や資産に対して株価が低いかどうかを判断します。一般的には、PERが10倍以下、PBRが1倍以下の銘柄が割安と言えます。
- 配当利回りを活用する:バリュー株は、配当や株主優待などのインカムゲイン(配当益)を狙う投資スタイルに適しています。そのため、配当利回りや業績や財務状況などもチェックして、安定した収入源となる銘柄を選びましょう。一般的には、配当利回りが4%以上、業績や財務状況が好調な銘柄がおすすめです。
バリュー株投資は、長期的に安定した利益を得ることができる投資スタイルです。しかし、割安な理由がマイナスなこともあるため、銘柄選びには注意しましょう。
【バリュー株投資の成功法則】
バリュー株投資において、成功するためには以下のポイントを押さえることが大切です。
- 長期的な視点で投資を行う:バリュー株投資は、割安株を見つけ、その価値が再評価されたときに、利益を上げる投資法です。そのため、短期的な利益を狙う投資家よりも、長期的な視点で投資を行うことが重要です。
- ポートフォリオの分散化を図る:バリュー株投資は、割安株を見つけて投資するため、一部の株式に集中投資してしまうことがあります。しかし、一つの企業に過度に依存することは、投資リスクを高めることにもなります。そのため、複数の銘柄に分散投資することが重要です。
- 企業の業績や将来性をしっかりと調べる:割安株を見つけることができたからといって、必ずしも投資対象として適切であるとは限りません。企業の業績や将来性、競合環境などをしっかりと調査し、投資判断を行うことが重要です。
- 損切りを徹底する:バリュー株投資でも、投資先の企業が思わぬ悪材料を出したり、投資環境が大きく変化した場合には損切りすることが必要です。損切りを徹底することで、投資のリスクを抑え、資産を守ることができます。
特選バリュー株銘柄
- いすゞ自動車(7202):いすゞ自動車のPERは、2022年3月期の連結決算で11.4倍で業界平均よりも低い水準です。PBRは、2022年3月期の連結決算で1.0倍となっており、自己資本に対する株価の評価が妥当です。予想配当利回り4.4%と高い水準となっています。同社は、商用車やディーゼルエンジンなどの分野で高いシェアを持ち、海外市場にも強みを持っています。
- 三菱瓦斯化学 (4182):三菱瓦斯化学のPERは、2022年3月期の連結決算で9.9倍で業界平均よりも低い水準です。PBRは、2022年3月期の連結決算で0.8倍となっており、自己資本に対する株価の評価が低いことを示しています。予想配当利回り4.06%と高い水準となっています。同社は、メタノールやポリカーボネートなどの分野で高いシェアを持ち、環境・エネルギー分野にも注力しています。
- 小森コーポレーション(6349):小森コーポレーションのPERは、2022年3月期の連結決算で13.1倍となっており、業界平均よりも低い水準です。PBRは、2022年3月期の連結決算で0.5倍となっており、自己資本に対する株価の評価が低いことを示しています。予想配当利回り4.08%と高い水準となっています。同社は、印刷機械の国内トップメーカーであり、海外市場にも強みを持っています。今後の成長性も期待できると考えられます。
まとめ
今回は、バリュー株投資についてご紹介しました。
バリュー株投資は、割安な株式を見つけ、その価値が再評価されたときに利益を上げる投資法です。投資初心者の方でも、株式投資の基本である企業の業績や将来性などをしっかりと調べ、長期的な視点で投資することで、資産を安定的に増やすことができます。
バリュー株投資は、投資初心者の方でも比較的取り組みやすい投資法のひとつです。ぜひ、今回ご紹介したポイントを押さえ、自分に合った投資スタイルを見つけて、資産形成に取り組んでみてください!
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