『会社四季報』を使って自分だけの投資戦略を立てよう！初心者向けガイド

どうも、四季報は字が小さくて読めません（笑）snowです。

『会社四季報』では、各企業の業績や財務、株価や配当などを詳しく紹介されています。また、ニコちゃんマークやランキングなどの独自指標もあり、これらの情報は、銘柄選びや投資判断に大変役立ちます。

この記事では、『会社四季報』の基本的な使い方から銘柄選びや投資テーマ探しまで、初心者向けにわかりやすく解説していきます。あなたも『会社四季報』を使って自分だけの投資戦略を立ててみませんか？

『会社四季報』の基本的な使い方
『会社四季報』で銘柄選びをするコツ
1. ニコちゃんマークについて
『会社四季報』で投資テーマを探す方法
まとめ

『会社四季報』の基本的な使い方

『会社四季報』は、全上場企業を業界別に分類して掲載しています。各企業は1ページで紹介されており、左側には業績予想や財務指標などの数値データが、右側には記者による解説記事があります。
数値データでは、今期と来期の売上高や経常利益などの予想値が掲載されています。これらは前期実績や前号予想と比較して増減率が示されており、また、株価や配当なども参考になります。
解説記事では、各企業の事業内容や特徴、市場環境や競合状況、今後の戦略やリスクなどが記述されています。

『会社四季報』で銘柄選びをするコツ

『会社四季報』で銘柄選びをするには、まず業績予想に注目しましょう。業績予想は記者が独自に取材・分析したものであり、市場のコンセンサスよりも信頼性が高いと言われています。特に来期の予想は他では見られない貴重な情報です。
業績予想では、売上高や経常利益などの絶対値だけでなく、増減率や前号比修正率も重要です。増減率は前期実績と比較してどれだけ成長しているかを示します。前号比修正率は前号予想と比較してどれだけ見通しが変わったかを見ることも重要です。
業績予想だけでなく、財務指標も銘柄選びに役立ちます。財務指標では、自己資本比率や有利子負債倍率などの安全性や健全性を示す指標や、ROEやROAなどの収益性や効率性を示す指標のチェックも忘れずに。
財務指標では、各企業の数値だけでなく、業界平均値や市場平均値との比較も重要です。同じ数値でも業界や市場によって評価が異なることがあります。また、数値だけで判断せずに背景や理由も考えることが大切です。
『会社四季報』で銘柄選びをする際には、ニコちゃんマークも参考にしましょう。四季報のにこちゃんマークは、四季報の編集者が予想した各企業の売上高や経常利益、当期利益などが、その企業自身の予想よりも高い場合に付けられるマークです。ニコちゃんマークが付いている銘柄は成長性や割安さなどが高い可能性があります。

ニコちゃんマークについて

にこちゃんマークは、大きく分けて「強気」と「大幅強気」の2種類があります。

「強気」は、四季報予想と会社予想の乖離率（差の割合）が3％以上30％未満の場合に付けられます。

「大幅強気」は、四季報予想と会社予想の乖離率が30％以上の場合に付けられます。

にこちゃんマークは、会社自身が慎重な見通しを出しているか、あるいは四季報編集者が会社自身よりも業績を高く評価していることを示します。

にこちゃんマークが付いている銘柄は、株式投資家にとって注目すべき銘柄です。なぜなら、会社自身が業績見通しを上方修正する可能性や株価上昇の期待感が高まるからです。

銘柄のスクリーニングをした時にニコちゃんマークの銘柄がヒットしたら期待が高まりますね♪

『会社四季報』で投資テーマを探す方法

『会社四季報』で銘柄選びをするには、業績予想や財務指標などの個別情報だけでなく、投資テーマも重要です。投資テーマとは、市場や経済の動向に関連して株価が上昇する可能性が高い分野や業界、企業のことです。
『会社四季報』では、毎号さまざまな投資テーマを特集記事として紹介しています。例えば、「環境激変で明暗くっきり徹底検証！ 3年前からのROE改善度」や「独自調査：採用予定数、初任給／注目銘柄ランキング」などがあります。
特集記事では、各テーマに関連する企業や業界の動向や見通し、おすすめ銘柄などが詳しく解説されています。これらの情報は、市場の先行きや需要変化に対応した投資判断に役立ちます。
『会社四季報』では、特集記事以外にもランキングや業界地図などで投資テーマを探すことができます。ランキングでは、売上高や経常利益率など各種指標ごとに上位50社が一覧できます。これらは成長性や割安さなどの観点から銘柄選びに参考になります。
業界地図では、全上場企業を大分類・中分類・小分類ごとにグループ化して表示しています。これらは市場別・業種別・地域別・特色別・テーマ別など多角的な視点から銘柄選びに役立ちます。