どうも、電子工作大好きsnowです。
電子工作に興味を持つと必ずたどり着くのがラズパイやArduino(アルデュイーノ)があります。そのraspberry PiとエッジAI分野での協業を目指すソニーが出資合意したというニュースをみました。
エッジAIとは、クラウドではなくデバイス側でAIを実行することで、さまざまなメリットを得ることができる技術です。この技術を活用したソリューション開発に向けて、ソニーとraspberrypiが出資合意を発表したということです。この記事では、エッジAIの応用例や将来性、ソニーとraspberrypiのそれぞれの技術や強み、協業によるシナジー効果などについてお伝えします。
ソニーとraspberrypiが出資合意
エッジAI分野での協業を強化するため、ソニーの半導体事業会社であるSSSがRaspberry Pi Ltd.に出資することが4月12日に発表されました。出資額は明らかにされていませんが、「少数持分出資」とされています。SSSはイメージセンサーを軸としたエッジAIセンシング技術を持ち、RPLは小型のシングルボードコンピューター「Raspberry Pi」を手掛ける企業です。
RPLはシングルボードコンピューター「Raspberry Pi」を開発・販売しており、世界中に広がる開発者コミュニティを有しており、Raspberry Piユーザーのコミュニティに貢献するとしています。
エッジAIとは何か?
クラウドではなくデバイス側でAIを実行する技術がエッジAIです。エッジAIは、クラウドAIに比べて、遅延やセキュリティ、消費電力などの面で優れています。
例えば、自動運転の場合、エッジAIは車載カメラやセンサーから得られるデータを即座に処理して適切な制御を行うことができます。また、エッジAIはプライバシーの保護やネットワークの負荷軽減にも有効です。
エッジAIは、スマートシティや医療や農業など、多くの分野で応用されており、クラウドAIと連携することで、より高度な機能やサービスの提供が期待されます。
raspberry Pi(ラズベリーパイ)とは?
raspberry Pi(ラズベリーパイ)とは、クレジットカードサイズの小型のシングルボードコンピューターです。キーボードやマウス、モニターなどを接続すれば、一般的なパソコンと同じように使うことができます。
ラズベリーパイは、低価格で入手性も良いため、プログラミングや電子工作などに挑戦したい人にとって魅力的なデバイスです。ラズベリーパイは、簡単な部品やソフトウェアを使って、楽しくて役に立つものを作ることができます。
電子工作に興味を持つとなんでも自作しようと考えるようになります(笑)
ラズベリーパイは非常に広く普及しており、豊富な情報やコミュニティが存在していますので、初心者でも学習リソースにアクセスしやすいです。
- LEDライトを制御する:ラズベリーパイとブレッドボード、ジャンパーワイヤー、抵抗、LEDライトを使って、LEDライトを制御することができます。PythonスクリプトでLEDライトの色や点滅パターンを変えたり、音楽に合わせて光らせたりすることができます。
- 警報付き動体センサーを作る:ラズベリーパイとブレッドボード、ジャンパーワイヤー、抵抗、動体センサー、ブザーを使って、警報付き動体センサーを作ることができます。動体センサーが動きを検知すると、ブザーが鳴ったり、メールでメッセージを送信することもできます。
- 監視カメラ:ラズベリーパイとカメラモジュールを接続、MotionEyeOSというソフトウェアを使って、監視カメラを作ることができます。カメラで検知した画像をLINEで確認することもできます。
- ロボットの制御: ラズベリーパイを利用して、ロボットの制御を行うことができます。例えば、モーターやセンサーを接続し、ロボットの動きを制御したりできます。
電子工作は趣味から仕事まで使えるスキルなので、将来的に役立つことが多いと思うので、もっともっと広く普及したらいいなと思います。
ソニーとraspberrypiの強み
ソニーの強み:
- 豊富な製品ラインナップ: ソニーは、映像・音響機器、ゲーム機器、スマートフォン、デジタルカメラ、センシング技術、医療機器、自動車部品など、幅広い製品ラインナップを持っています。
- 高品質な製品: ソニーは、高品質な製品を提供しており、映像・音響分野では特に高い評価を受けています。
- 技術力の高さ: ソニーは、映像・音響技術、センシング技術、画像センサー技術など、高度な技術を持っています。
Raspberry Piの強み:
- 低価格: Raspberry Piは、低価格で入手可能なシングルボードコンピュータであり、手軽に利用できることが特徴です。
- オープンソース: Raspberry Piは、オープンソースのハードウェアおよびソフトウェアを使用しており、自由度の高いカスタマイズが可能です。
- コミュニティの活発さ: Raspberry Piには世界中に広がる熱心なコミュニティが存在し、情報やサポートが豊富に提供されています。
- 学習や教育への利用: Raspberry Piは、学校や教育機関でのSTEM教育やプログラミング学習などに広く利用されており、学習意欲を高めるツールとしての強みを持っています。
ソニーとraspberrypiの協業により期待される効果
- ソニーは、raspberrypiの世界最大規模の開発者コミュニティに対して、自社のエッジAIソリューションの開発プラットフォームを提供することで、エッジAI分野でのイノベーションを促進することができます。また、raspberrypiの製品群に自社のAI搭載イメージセンサーなどを組み込むことで、新たな市場や顧客を獲得することができます。
- raspberrypiは、ソニーの高い技術力やノウハウを活用することで、自社の製品やサービスの品質や機能を向上させることができます。また、ソニーの販売網やブランド力を利用することで、自社の製品やサービスの販売量や知名度を高めることができます。
まとめ
今回はソニーとraspberry Piの協業と言うニュースを記事にしてみました。
私の中でraspberry Piは、超有名なデバイスだと思っていますが、世間一般的にはあまり知られていないのかなと感じています。ソニーとの協業によって、ラズベリーパイの知名度や利用者が増えることを期待しています。
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