NVIDIAの好業績に追随できるか?日本の半導体株の見通しと注目銘柄

ニュース

米半導体大手のNVIDIAが、2023年第1四半期(1~3月)において、売上高が前年同期比84%増の67億ドル、純利益が前年同期比109%増の22億ドルという好決算を発表しました。これは、NVIDIAが開発した高性能なGPUやAIチップが、ゲームやデータセンター、自動運転などの分野で高い需要を集めたことによるものです。

また、同社は半導体不足に対応するために新たな製造パートナーと契約したことも明らかにしました。NVIDIAの好決算は、半導体業界にとってポジティブなニュースですが、日本の半導体株にはどのような影響があるでしょうか?NVIDIAの好決算に追随できる日本の半導体株はあるのでしょうか?

スポンサーリンク

NVIDIAの好決算のポイント

NVIDIAの好決算のポイントは何でしょうか?同社が発表した2023年第1四半期の業績の詳細と、それを支えた要因や戦略を分析してみましょう。

まず、業績の詳細ですが、

  • 売上高は82億9,000万ドルで、前年同期から46%増、前四半期から8%増
  • 純利益は16億1,800万ドルで、前年同期から15%減、前四半期から46%減

 純利益の減少は、Arm買収の断念に伴う13億5,000万ドルの費用に関連する税引後の影響が大きかったためです。

売上高の内訳を見ると、

  • データセンター部門は37億5,000万ドルで、前年同期から83%増、前四半期から15%増
  • ゲーミング部門は36億2,000万ドルで、前年同期から31%増、前四半期からは横ばい

これらの部門が売上高の大半を占めており、好調に推移しています。

次に、業績を支えた要因や戦略ですが、主に以下の3点が挙げられます。

  • 第一に、NVIDIAが開発した高性能なGPUやAIチップが、ゲームやデータセンター、自動運転などの分野で高い需要を集めたこと。
  • 第二に、NVIDIAが新しい製品や技術を次々と発表したこと。
  • 第三に、NVIDIAが新たな製造パートナーと契約したことです。同社は、半導体不足に対応するために台湾積体電路製造(TSMC)と契約しました。

以上のように、NVIDIAは2023年第1四半期において、好調な業績を達成しました。また、新しい製品や技術の開発や投入にも積極的に取り組みさらに、新たな製造パートナーと契約することで、半導体不足への対応力も強化しました。これらの要因や戦略がエヌビディアの好決算のポイントと言えるでしょう。

日本の半導体株の見通し

NVIDIAの好決算が日本の半導体株に与える影響や展望はどうでしょうか?業界全体やセグメント別に考察してみましょう。

業界全体

NVIDIAの好決算は半導体需要の高さや回復力を示すものとして、ポジティブな材料となります。特に、NVIDIAが強みを持つAIやゲーミングなどの分野では、半導体不足にもかかわらず高い成長を遂げており、日本の半導体株にも追い風になると期待されます。また、NVIDIAが新たな製造パートナーと契約したことは、半導体不足への対応策として注目されます。日本の半導体株も、製造能力や供給力を強化することで、競争力を高める必要があります。

セグメント別

NVIDIAの好決算は、半導体試験装置や半導体材料などの関連株にもプラスに働くと見られます。例えば、半導体試験装置のアドバンテストは、NVIDIAの好決算を受けて株価が急騰しました。同社は、NVIDIAの主力製品であるGPUやAIチップなどの試験装置を提供しており、需要拡大に伴って受注や売上が増加する可能性があります。また、半導体材料の住友化学や信越化学工業なども、NVIDIAの新しい製品や技術に対応した高性能な材料を供給することで、成長機会を得ることができます。

以上のように、NVIDIAの好決算は、日本の半導体株にとってチャンスと課題をもたらします。業界全体としては、半導体需要の高さや回復力を確認することができますし、セグメント別としては、半導体試験装置や半導体材料などの関連株が恩恵を受ける可能性があります。

ただし、半導体不足への対応策やNVIDIAの新しい製品や技術に対応する能力も求められます。

注目銘柄の紹介

NVIDIAの好決算に追随できる可能性が高いと思われる日本の半導体株を、数社ピックアップしてみました。

東京エレクトロン

東京エレクトロンは、NVIDIAと提携してAIやビッグデータの分野で協力しており、NVIDIAのAIチップ「NVIDIA T4 TensorコアGPU」やGPUアクセラレーテッドコンピューティングプラットフォーム「NVIDIA CUDA」などを活用しています。

富士通

富士通とNVIDIAは協業関係にあります。両社は、グラフィックスカード内蔵型のサーバやHPC(ハイパフォーマンス コンピューティング)、AI、VDI(仮想デスクトップ)などPCサーバ事業における幅広い分野で協業を強化しています。

東芝

東芝は、エヌビディアと提携してAIやIoT(モノのインターネット)の分野で協力しており、エヌビディアのAIプラットフォーム「NVIDIA AI」やGPUアクセラレーテッドコンピューティングプラットフォーム「NVIDIA CUDA」などを活用しています。

まとめ

この記事では、NVIDIAの好決算のポイントと、日本の半導体株の見通しと注目銘柄について解説しましたが、これはあくまで筆者の個人的な見解であり、正確性や完全性を保証するものではありません。読者の皆様には、自分で情報収集や分析を行い、投資判断は自己責任で行っていただきたいと思います。最後までお読みいただきありがとうございました。

スポンサーリンク

コメント