初心者でもわかる!トレンドの有無と強弱を知るテクニカル指標・DMIの使い方!

熱弁する講師 株の知識
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どうも、投資ブロガーのsnowです。

株式市場での投資において、トレンドの把握は重要なスキルの一つです。トレンドを知ることで、市場の動向を把握し、投資判断をより的確に行うことができます。その中でも、DMI(Directional Movement Index)は、トレンドの有無や強弱を知るためのテクニカル指標の一つとして、多くの投資家に利用されています。本記事では、初心者向けにDMIの基本的な使い方を解説します。

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DMIとは何か?

DMIとは、Directional Movement Indexの略称で、「方向性指数」とも呼ばれるテクニカル指標です。DMIは、株価の方向性と強さを数値化したもので、トレンドの有無と強弱を探ろうとするものです。

DMIは+DI、-DI、ADXの3つの指数から構成されています。

  • +DIは上昇トレンドである可能性を判断する指標です。株価が上昇した日と下落した日の上げ幅と下げ幅の割合を表します。
  • -DIは下降トレンドである可能性を判断する指標です。株価が下落した日と上昇した日の下げ幅と上げ幅の割合を表します。
  • ADXはトレンドの強さを判断する指標です。+DIと-DIの差分を表します。

これら3つの指数を組み合わせて、トレンドの有無と強弱を知ることができます。

トレンドが発生していれば、順張り投資が有効になりますね♪

DMIの使い方と売買シグナル

+DIと-DIは、株価の方向性を判断する指標です。+DIが高いほど、株価が上昇する確率が高く、-DIが高いほど、株価が下落する確率が高いと言えます。

上の画像では、-DIが下から+DIを突き抜け、ADXが高く上昇していることから強い下落トレンドだと判断できます。

+DIと-DIの使い方と売買シグナル

  • +DIが-DIを下から上に上抜いたら買いシグナルです。これは、株価が上昇トレンドに転換したことを意味します。
  • +DIが-DIを上から下に下抜いたら売りシグナルです。これは、株価が下降トレンドに転換したことを意味します。
  • +DIと-DIの幅が大きいほどトレンドが強いことを示しています。幅が小さい場合は、トレンドが不安定であることを示しています。

ADXの使い方と売買シグナル

ADXは、トレンドの強さを判断する指標です。ADXが高いほど、トレンドが強く、ADXが低いほど、トレンドが弱いと言えます。

  • ADXが上昇していれば買いシグナル(上昇トレンド)、売りシグナル(下落トレンド)の信頼度がより高くなります。これは、トレンドが強まっていることを意味します。
  • ADXが下降していれば買いシグナル(上昇トレンド)、売りシグナル(下落トレンド)の信頼度がより低くなります。これは、トレンドが弱まっていることを意味します。
  • ADXの値によってもトレンドの有無を判断できます。一般的には、ADXが25以上ならトレンドあり、25以下ならトレンドなしと判断できます。

DMIのメリット・デメリット

DMIはトレンドの有無と強弱を知るテクニカル指標ですが、メリットとデメリットがあります。ここでは、DMIの長所と短所を比較してみましょう。

DMIのメリット

  • DMIは+DI、-DI、ADXの3つの指数から構成されており、それぞれが株価の方向性と強さを示すため、トレンド分析に役立ちます。
  • DMIは+DIと-DIのクロスやADXの上昇・下降で売買シグナルを判断できるため、簡単に使えます。
  • DMIはトレンド系の指標なので、明確なトレンドがある場合に有効です。トレンドに沿って売買する順張り投資に向いています。

DMIのデメリット

  • DMIはトレンド系の指標なので、相場が一定の値幅で上下を繰り返す「ボックス相場」などでは、その威力を発揮できません。反転する前に売買する逆張り投資には向いていません。
  • DMIは株価に対して遅れて動く性質があるため、トレンドが転換点となって現れる頃には、そのトレンドは終わっているということもあります。その場合、逆行する売買をしてしまう可能性があります。
  • DMIは他のテクニカル指標と組み合わせて使うことで、信頼度を向上できることもありますが、同時に複雑さや矛盾も増えることもあります。適切な指標を選択することが重要です。

私は、DMIとMACDを組み合わせて使っています。DMIの+DIと-DIのクロスとMACDのシグナル線のクロスが同時に発生した場合には、信頼度が高まります♪

まとめ

この記事では、DMIというテクニカル指標について、その定義や構成要素、見方と計算方法、使い方と売買シグナル、メリット・デメリットを紹介しました。

DMIはトレンド系の指標なので、明確なトレンドがある場合に有効です。トレンドに沿って売買する順張り投資に向いています。

ただし、DMIはテクニカル分析の一つの手法であり、必ずしも正確に相場を予測できるわけではありません。自分の投資スタイルや相場状況に合わせて、適切な指標を選択してくださいね。

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