ディスコ(6146)前期営業益が1000億円超えと観測報道!パワー半導体向け製品が牽引役!

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どうも、株道経済研究所のsnowです。

最近の半導体関連銘柄の値動きは冴えない動きが目立ちますが、EVや5Gなどの分野での需要拡大や、政府の支援策などによって、今後は回復傾向にあるとも言われています 。

そんな中、2023年4月20日決算発表のあるディスコの観測報道は、半導体関連銘柄の反転局面の起爆剤になるかもしれません。

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ディスコ、前期営業益が1000億円超えと観測報道!

半導体製造装置メーカーのディスコ<6146>は、2023年3月期(前期)の連結営業利益が初めて1000億円を超える見通しとなりそうだと日本経済新聞などが報じました。前の期に比べて2割近く増加し、営業利益は1100億円に迫る公算が大きく、従来の会社予想1032億円や市場コンセンサス1066億円を上回る見込みです。2023年4月19日の株価は反発し、一時3.9%高の1万4940円まで上昇しました。

パワー半導体向け製品が牽引役!

ディスコは、電気自動車(EV)や電力機器に不可欠なパワー半導体の製造装置の出荷が好調だったことで、前期の営業利益が1000億円を超える見通しとなった。特に、炭化ケイ素(SiC)ウエハーをレーザーで効率的に切り出す装置など新分野の需要拡大が寄与した。ディスコは今後10年間で生産能力を3倍に引き上げる計画で、広島県呉市に新工場を建設する。パワー半導体向け製品は売上高の25%前後を占める同社の主力事業だ。

EV市場の拡大や円安が追い風に

ディスコは、EV市場の拡大に伴うパワー半導体の需要増加に対応するため、生産能力の強化を進めています。2023年には日本で多くのEVが登場し、ユーザーの理解や関心が高まると予想され、また、円安が進むことで海外市場での競争力も高まると見込まれる。ディスコは、EV市場の成長と為替の動向に注目しながら、パワー半導体向け製品の販売を拡大していく方針だ。

今後の展望は?

ディスコは、パワー半導体向け製品の需要が高まる中、生産能力の強化に向けて広島県呉市に新工場を建設する計画で、総額800億円規模を投資する計画です。また、海外市場においても競争力を高めるために、為替ヘッジやローカル調達などの対策を講じています。ディスコは、半導体や電子部品材料の切断・研削する製造装置の世界シェアを現在の約70%から80%以上に引き上げることを目指している。

まとめ

この記事では、ディスコの2023年3月期の業績見通しや今後の展望について紹介しました。

ディスコの好調な業績は、ディスコの製品を利用する半導体メーカーや電子部品メーカーにも、同様に業績が伸びる可能性があります。また、ディスコの競合である東京エレクトロンやアドバンテストなども、半導体装置市場の拡大により受注が増えると可能性があり、半導体関連銘柄全体の動向を示す指標としても注目されるのではないでしょうか?

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