株主優待制度変更で一部減額?DM三井製糖ホールディングスの配当予想修正と優待内容の見直しについて

ホワイトボードの前で悩む 業績
ホワイトボードの前で悩む

どうも、優待大好き投資ブロガーのsnowです。

今日は、DM三井製糖ホールディングス(2109)が2023年3月20日に発表した配当予想修正と株主優待制度変更についてお話ししたいと思います。この発表は、業績好調であることを示すものであり、配当金額を前回予想より20円増額しました。しかし、一方で株主優待制度の一部変更により、一部の株主様は今までよりも少ない優待内容となる可能性があります。この記事では、この発表の内容や背景、市場や投資家の反応などを詳しく解説していきます。

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2023年3月期の通期連結業績予想の修正の内容

業績予想の修正は、海外粗糖相場の高騰や出荷価格引き上げの浸透遅れによる営業減益と、営業外収益の計上及び減損損失の発生によるものです。営業利益は前回予想から26.3%減少しましたが、経常利益と当期純利益はそれぞれ860%と866.7%増加しました

減損損失は、連結子会社である北海道糖業㈱がビート(てん菜)糖事業に関する内外環境・需給動向を見直した結果、同事業関連の固定資産について約60億円を特別損失として計上する見込みであることを示しています。

この発表は業績予想修正と減損損失の計上を伴うものであり、今期経常利益を一転5.5倍増益に上方修正という内容で、業績や財務状況を改善するものでありポジティブな評価を受ける可能性が高いと思われます。

配当予想修正の内容と背景

まずは、配当予想修正の内容と背景について見ていきましょう。

DM三井製糖ホールディングスは、2023年3月期の連結経常利益を従来予想の20億円から192億円に大幅に上方修正しました。これは、前回予想時点では見込めなかった営業外収益が発生したことや、減損損失が計上されたことなどが要因です。

  • 営業外収益:2023年3月期に約178億円の営業外収益を計上する見込みであり、これが大幅な業績改善の要因となっています。
  • 減損損失:連結子会社である北海道糖業㈱がビート(てん菜)糖事業に関する内外環境・需給動向を見直した結果、同事業関連の固定資産について約60億円を特別損失として計上する見込み。

このように、DM三井製糖ホールディングスは業績好調であることを示す一方で、事業再編や資産整理なども行っています。

その結果、配当金額も前回予想より20円増額し、年間配当を1株あたり80円としました。これは前期比で33.3%増加することになります。同社は、「株主の皆様に対する利益の還元を経営の最重要課題の一つ」としており、「安定的かつ継続的な配当」を基本方針としています。

株主優待制度変更の内容と背景

株主優待

次に、株主優待制度変更の内容と背景について見ていきましょう。DM三井製糖ホールディングスは、株主優待制度の一部を変更することを発表しました。現行の制度では、保有株式数に応じて自社製品や金券などを選択できる制度を実施していますが、変更後の制度では、保有株式数の区分や優待内容が一部変わります。具体的には、以下のような変更があります。

現行の株主優待

保有株数優待内容(①と②のいずれかを選択)
100 株以上
1,000 株未満
① 3,000 円相当の自社製品等
② 社会貢献活動団体への寄付 3,000 円
1,000 株以上① 3,000 円相当の自社製品等及び 2,000 円相当の金券等
② 社会貢献活動団体への寄付 5,000円

変更後の株主優待

保有株数優待内容(①と②のいずれかを選択)
100 株以上
200 株未満
① 1,000 円相当の自社製品等
② 社会貢献活動団体への寄付 1,000 円
200 株以上① 3,000 円相当の自社製品等
② 社会貢献活動団体への寄付 3,000 円

株主への利益還元を重視する姿勢もアピールしています。しかし、一方で株主優待制度の一部変更により、一部の株主様は今までよりも少ない優待内容となる可能性があります。そのため、この発表に対する投資家や市場の反応は分かれるかもしれません。

以前、吉野家ホールディングスも同じような変更があって100株買いたしましたよ(;^ω^)

結論:DM三井製糖ホールディングスの発表に対する見解と評価

最後に、DM三井製糖ホールディングスの発表に対する私の見解と評価を述べたいと思います。私は、この発表は株主への利益還元を重視する姿勢が伝わるものであり、業績好調であることも評価できると思います。配当金額の増額は、株主にとって喜ばしいニュースであり、配当政策も安定的かつ継続的なものであることが分かります。また、事業再編や資産整理なども行っており、経営基盤強化に努めていることも評価できます。

しかし、一方で株主優待制度の一部変更により、一部の株主様は今までよりも少ない優待内容となる可能性があります。これは、株主への利益還元の公平性やバランスを考慮した結果だとしても、不満や不安を抱く株主様もいらっしゃるかもしれません。特に100株以上200株未満の株主様は、優待内容が3分の1に減額されることになります。これは、中小投資家や個人投資家にとって大きなマイナス要因だと思います。

以上が私の見解と評価です。DM三井製糖ホールディングスは業績好調であることを示す一方で、事業再編や資産整理なども行っており、今後の動向が注目されます。また、配当金額の増額や株主優待制度変更は投資家や市場からどう受け止められるかも気になります。

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